2008年10月の阿蘇定例飛行会に参加してまいりました
毎年5月と10月に阿蘇エリアで知り合いのグループの飛行会に参加させていただいています。以前は観光牧場を使わせていただいていたのですが、昨年10月から産山の別な飛行場です。牧草地の中の草を刈り取った丘陵地で、景観はかなり良好な良い飛行場です。
日曜の仕事済ませて日田に前泊し、と予定していましたが急用のため月曜夕刻に日田到着となりました。
今回は大分道日田ICの一つ前 杷木ICで降りて「和さ田」さんに寄ってみたところ5時頃でまだお店が開いていて美味しいお蕎麦の夕食となりました。
翌朝飛行場に向かう前に大観峰にちょっと寄ってみました。
出発前にOKミントをJRの9X2で設定し直し。スロープ機は送信機JRにまとめています。(グライダーは9X2がかなり便利)
限りなく北東に近い東風で、小さな偵察機がぎりぎり浮く程度でしたが、晴れ間が出てくると少しサーマルも発生し、グルナウベビーも楽しめました。
高速なグライダーではないのですが、細長いすけすけの主翼もはまるとたまりません。
フライカムを主翼に固定し、崖の空撮を試してみたのですがカメラのバッテリーのトラブルで最後まで記録できず不発。展望台の峰から見るとけっこう沖側に機体を出してる様に見えていたのですが、実際にはまだまだ回収可能な斜面の中でした。(ここから左側の場合)
サーマル工房のASK21もペラ無しでそろそろ作ってやろうかと思います。
駐車場に戻ると顔なじみのIさんの車が見え挨拶の後それぞれ産山の飛行場に移動。
私はいつも電動機がメインだったのですが(昔はヒロボーのエクストラ持ってきてました)今回はこの斉藤60ツインの京商50カブをひたすら飛ばします。
これを車に載せたので京商タイガーモス40は今回持って来れませんでした。
当初低速が不調でしたが、プラグをATSの物に交換するとあっさり安定。プロペラシャフトのネジ山が見える?程度までアイドリング落とせるようになりました。
もう飛ばして飛ばして、2日目にはバルブクリアランスも再調整して、でも4L缶が空になるまでではなかったです。
このカブ、アメリカ製の良質なカブの様な飛びではないのですが、そこそこ尻尾上げて飛びますしクリップドウイングカブではないのに準対称翼のため運動性はかなり良好。
カブらしさが無い、カブのような軽アクロが雰囲気出ない、という面はありますがスナップロールはおつりがくる位回ります。スピンの抜けもちょっと要注意。
でもナイフエッジは嘘みたいに決まります。
パワー50%以下でぼーっと水平飛行させても良好。
途中でO田氏から「もう少しラダーの舵角減らしたら」とアドバイス頂き、より改善。
この機体はカウリングやウインドの取り付けに小さなビスを多用してます。いろいろやり方変えて試行錯誤。
実機はプラモデルではないので、部位によっては少し大雑把な方が実感出ます。
軽飛行機のマフラーなんか、模型用のスケールマフラーの存在意義が怪しくなるくらい、そのまんまついてカウルに大穴あけて排気口出してます。
足が貧弱なので、別に購入したカブタイヤと一緒にまともな脚を作り直してやります。
ついでに下品な直管エキゾーストやめてマフラーも追加してやりたいです。
最後には始動もスターター不要。カブ主として今回堪能させてもらいました。
GP機ですが受信機電源はA123の1100mah2セルを使ってデュアルスカイの発熱式のレギュレーターで5Vに落としてます。4回程度のフライトで300mah程度の消費。
たまに飛ばす機体の電源としては安心して使えそうです。
ハイペリオンヤク55−10E、ボリショイサーカスのキャラクターの熊に似せて紙粘土しましたが、口の周りが微妙にへん。色つけ手抜きで白熊仕様。
このパイロット、たまに出てきてこっそり痛快フライトをしてくれました。
エッジの25クラスよりは失速からの回復は遅いのですけど、これでもエクストラやスホーイの模型機が出始めた頃の50クラスと比べれば遙かに優秀。
音もなくパークフライ程度のローパスからゆっくり起こして延々と真上に上がるし、どこでも立って回るし、ゆったりとした演技にも絶妙に追従するし、可愛い機体です。
良い時代であります。
せこせこした飛ばし方はこのエリアでは申し訳ないです。
実は持っていた高知のアトリエコキールさんのオータムリーフ。A123の1100の3セルにハイペリオンZ2209モーター。380ダイレクトより少しましな程度のパワーですが、延々と回しても消費を全然気にしなくて良い、低いテンションで飛ばせる機体となりました。
今回急用で出発が一日遅れたため、急遽製作しました。
でもキャノピー枠はちゃんと塗装仕上げ、胴体もゲルコートでしたが大急ぎでサーフェーサー吹いてプラカラー仕上げ。
かんざし部分はカーボン貫通ですが(サーマル工房と一緒)スプリングのテンションで胴体が少しゆがむため、かんざし穴にアルミパイプを通して内側で接着してます。
下から見ると可愛い機体ですが、無意識に飛ばしてると指がエルロンとラダーせっせと打ってしまいます。
こういうのも良いのです。
今回はあまり大きなサーマルには当たらなかったのですが、ゆったりペースには楽しい機体です。もう少し推力欲しいところですが、ランタイムの長さも捨てがたいです。
椅子出して首が痛くなるまでとことんのんびりフライトでした。
S木さんのDC-3、斉藤の48の双発です。鈍重そうな外見とは違い飛びはデハビランド・コメットの如し。フラップフルダウンだととんでもなく暴れるのを以前見せてもらいましたが、今回はびしっとしたフライト、ローパスからゆったりパワーかけつつ穏やかな旋回させるときの音はたまらないです。
ロバートの専用脚の動作も完璧。いいなぁ(⌒∞⌒)
ORCのF本さんのチップマンク。この機体元々はハイペリオンの電動用70機ですが、52クラスくらいのエンジンに換装すると非常に素直によく飛んでます。
これも良いです。
同じくハイペリオン電動70チップマンクのGP改造機。電動機のため軽くできてますから、少し小さめのエンジンで楽々飛んで失速癖も向上してくれます。
飛ばす場所があれば地元用に1機製作したい機体です。
S木さんのハイペリオン40疾風のGP改造機。飛行中のシルエットなかなか良いです。フラップも追加され安定したフライト。
今回の目玉イベント?はプチトレーナーによるパイロンレースです。夏過ぎにH内さんの方から「ぼよよんでパイロンレースしましょう」とお話を頂き、今回電飾仕様になっているうちのプチトレも持参致しました。
パイロンは釣り竿で間隔は10Mも無いくらい。
練習飛行でなんとなくラインをつかんだのですが、いざレースとなるとけっこうな強風。(普通はこれくらい吹くとプチトレは飛ばさないですけど)でも5機くらい集まりましたので、スタートのコールに合わせて一斉に手投げ。
でも・・ ここで欲張って強く投げるとプチトレは上に向かってしまい速度が稼げません。
地道にパイロンをかすめますが、追い風ではコースの半分くらいから旋回はじめて風下側のパイロンをかすめます。ここから風上に立ち上がると押されて押されて前には進みません。
今回モーターやペラの制限は無いのですが、プチトレに積む限りほとんど大差無し。
周回数は自己申告。パイロンぎりぎりで立ち上がっても不意の横風でパイロンカットになってもう一回。
何度かやってる間に、追い風は高度上げて速度稼ぎ、向かい風は極力高度下げて地表近くの風速の低い所をねらうとなんとなく前に出られるとかわかってきましたが、わかっていても機体はあっちこっち翻弄されます。
おもろいであります(⌒∞⌒) かなり燃えます。
1/10ツーリングカーが出始めた頃オーバルレース(日産ザウルスを京商が出してた頃)やってましたが、あれに匹敵する緊張感があります。
ぶつかってもプチトレなので問題なし。
ひじょーーーに 楽しい企画でした。(負けたけど)ヽ(´ー`)ノフッ
この笑顔で十分であります。こんな良い場所で飛ばして気持ちよくないわけがないのです。
このORCの方々も大半の方が実機の整備や操縦のプロの方ばかりです。
職場に航空機用ジュラルミンがたくさんあって、切れ端もいっぱいあるのはかなりうらやましいであります。
笠岡でご一緒させて頂いているクラブの方々も実機の関係者の方々なのですが、一般の模型飛行機のクラブの飛行会と違い、滑走路でのマナーは完璧に守られています。
離着陸時のコールは当然。トラブル等で緊急着陸機体の優先や自機の退避も当然、滑走路に機体を回収しに入るときのコールも徹底していて、フライトコースも完全に守られています。
当たり前といえば当たり前ですが、大事な事かもしれません。こういう事はいくら学んでも良いと思ってます。
宿泊は初日は内牧の「阿蘇の湯」さん。この飛行会での定宿となってます。
宴会の後、飛行機整備の部屋も貸して下さり、H内さんのWalkeraの電動ヘリを調整したり撮影したビデオの鑑賞で夜遅くまで笑い声が続きます。
今年は阿蘇の湯さんから帰りのおみやげに新米を少し頂きました。感謝であります。
翌日も好天に恵まれ、夕刻まで散々カブ飛ばして、最後には気力が抜けて脚を少々破損(鋼ではないのでこれを機会に作り直し)するまで飛ばし込みました。
持参した震電もH内さんに手投げを御願いして無事高速フライト、草地が湿っていたので着陸で少し破損しましたが速攻で修理。
今回モーター換装で縦物演技が余裕でこなせるようになったOKのアルチメイト10は帰りに小さくなってましたが、翌日気が付くと色が黄色になって箱に入ってました。
定番機なのでやはり一機キープです。
当てようと思ってもあたるもんじゃないのですが、当たるときは当たります。( ̄。 ̄)
2日目の夜は熊本市内へ移動しKさんTさんAさん(だれやねん・・)とついこの前飲んだような気もするのですが、それは気のせい気のせいでありまして、また大宴会です。
車も今回はレガシィでしたのでホテルの立体駐車場へ入れて安心。
最終日は天候があまり良くなかったのですが、飛行場まで移動。風は5m超える強風で雨雲もこちらに向かってました。
それでも丘陵地の斜面でスロープ用無尾翼とミントで遊び、40ミリダクトのデルタ機は火起こしで大活躍し(ノ ̄∞ ̄)ノ
久しぶりにひげ付きで飛ばしたカシオペアのミニASKも相変わらず快調でした。
大雨となったのでORCの方々と撤収作業をし、212号線で時々出会いながら帰路につきました。
今回は大阪のKさん、福岡のMさんにはお会いできませんでしたが(K林さんは北海道へ・・)でも来年はにはまたご一緒できると思います。
最高の休日を有難うございました。