工房しろくま


グライダーの部屋



OK模型 ミント

重量:110グラム
サーボ:GWS PICOstd *2
受信機:Berg FM4ch
電源:160mah*4 (ヨシオカワンハンドレッド用)


OKの受信機とサーボを買うとおまけに付いてくる袋入りの小さなグライダーです。
フルセット?で買っても良かったのですが手持ちにGWSのメカがあるため機体だけをRCホビーさんに送ってもらいました。
RCAWなどに強力なゴムですっ飛ばす?記事などもでており、ちょっと楽しみな機体です。

製作は・・あっという間ですが、主翼や尾翼の成形にこだわるとけっこう時間はかかります。
私はだいだいの翼型・・ でしたが後縁をぴんぴんに尖らせてしまい(しなくていいです)余分な手間がかかりました。
薄くなった部分に高粘度の瞬間をラップでくるんだ指で塗り伸ばし硬化促進剤を吹いては研ぎます。

ここは予め後縁材の下面にマイクログラスを貼っておくか、後縁に0.5ミリのピアノ線を置いて削りすぎない様にしたほうが良いでしょう。(削ってもいいんですけど)
尾翼も後縁は尖らせておきます。(楽しみの部分の気は心・・です)

胴体は素直に組めばあっというまにかっちり仕上がります。
私は機首のフックの裏側あたりにカーボンクロスを貼っておきましたが・・ 要らないでしょう。

サーボはGWSのPICOの取り付け耳をカットし、1セル用の収縮チュープを被せ胴体に瞬間で貼ります。
外国の雑誌で良く見かける方法です。サーボを貼ってもいいんですが「ちょっとそりは・・」という場合には便利です。
舵角は適当ですが、小さめでも十分効きます。

受信機のバッテリーはヨシオカのワンハンドレッド用のニッケル水素160mahを使いましたが、私の機体は尻尾が重く15グラムほどバラストが必要でしたので普通の120mahニッカドでも良いでしょう。
(尾翼を軽く作る工夫をしなさいね・・という事でしょうか)
受信機はGWSのPICO4chです。ノイズに強い受信機ではないかな?と思いますが無動力ですので問題ありません。アンテナ線は半分にカットしましたが100mも届けばこのサイズでは十分でしょう。
(新しいラベルが銀色のものはアンテナが50センチに変更されています)

フィルムはトイファクトリーの軽量タイプ、胴体はオラカバですがミントグリーンにしてしまうとスロープで遭難しそうなので蛍光オレンジです。



蛇足

機首のフックは3ミリベニヤと2ミリカーボンロッドの端切れで小細工です。
主翼後縁に指かけの補強を付けましたが、この面積ではぺらぺらの後縁には不足でした。ここはあっさり胴体にサンドペーパーを貼る方が良いかもしれません。


ちょっとフライト
実は・・室内でちょっと投げてみました。(⌒o⌒)
紙飛行機よりは早めの速度でけっこうのびます。アンドリュー・デュアーさん設計のスケール丸胴紙飛行機の様な感じです。
河川敷でトリム合わせを兼ねてちょっと投げてみましたが、意外に良く飛びます。
とはいえ全力で投げてゆったりと一週して手元に戻る程度ではあります。運動性は良好。ふわふわした感じはあまりなくスロープだとけっこう面白そうです。

でぇぇぇーーい! と投げて すーっと回ってくるだけですけど 私は面白く感じました。
つまらない・・と思う方もありそうですが、例えば普通のFFバルサハンドランチや紙飛行機だと高性能機では飛ばす場所を選びます。広い公園というのは地方では案外少ないのです。これが適当に上に上がって風にもけっこう強くよそに飛んで行かないように操縦できる。これはけっこう面白いのです。

ただし・・ 体力は相当に使います。スナッピーのSALだと1時間くらい遊べますが、これは20分ほど遊んでへとへとになって大汗かいて帰還しました。
健康器具と思えば最高かもしれません。


25年前位のモデルジャーナルか何かで、グライダーの世界選手権で外国の選手がキャノンか何かの超小型の無線機を使いバルサのハンドランチグライダー(FF)のちょっと大きめの機体を体力に物を言わせて投げる機体を、宿舎の前で飛ばしていたという記事がありました。
これがずーっと頭にありました。QRPのロッキーがハンドランチで出て遊んでいましたが、私のイメージより大きな物でした。
夢がかなったかな・・・ と思ってしまう機体ではあります。

2003/10/15



バンジーですっ飛ばして遊んでいたのですが、小破して修理後しばらく冬眠しておりました。
地元のスロープへ行く機会が増え、ふと持って行ってみようかなと思い、送信機の再設定をして弱風のスロープへ持って行きました。

テストで投げると相変わらずFFのハンドランチの様にすーっと伸びて行きます。
弱い吹き上げでしたが軽く投げてみるとすいすい進んで行きます。小さな上昇風にも敏感に反応し、急旋回で小さなサーマルに入っても外しません。
しかもダイブさせるとけっこうな速度で走ってくれますし、ループもロールもほいほい遊べます。

よーとぶo(^∞^)o

ラダーの舵角が多めだったため調整し、遠慮無く(とはいってもGWSの4ch受信機なのであまり離せませんが)走らせると凄まじく飛びます。
元がFFのハンドランチのデザインですので安定性は問題ないですし、速度の影響もあまり出ません。
こんな小さな機体じゃスロープ行っても条件良くないと厳しいかなと思ってましたが、すごく飛びます。
秋風に吹かれる赤とんぼだす。
いままで不得意な所で飛ばしててごめんね。

スロープのお遊び機としてはすごい機体だと再確認しました。良く飛ぶことがわかったので、受信機もBergに交換してやりました。
阿蘇へ持っていったろ・・

2005/09/05