工房しろくま




OK模型 QBシリーズ ピッツ10


OK模型QBピッツ10 OSFS26S 日本アエロバチック倶楽部新妻機もどき

 もともと2サイクル10−15の機体ですので、26サーパスではちと元気過ぎました。途中でブランクがあったり、実機が桶川で中破して廃棄されたり・・・
 毎年5月に、米軍岩国基地のフレンドシップデーで飛来し、新妻氏の操縦で華麗なアクロを披露してくれていました。
現在は、日本国内でも但馬空港のブライトリングカップ等で、想像を絶する(模型機なみの)スホーイやエクストラなどの曲技を見ることができますが、旧陸軍のパイロットが駆る複葉曲技専用機も大好きでございます。

 製作にまる3年(正味・・・*月 (ーー;) )。置いている間に材料が狂ったり、あちこち材質を換えたりけっこう手はかかりました。  赤と黒のエクセルコート貼り以外の部分はカッティングシートから手で抜きました。胴体中央部(FLY FOR FUN)周辺のみ、実機の写真からスキャナーで読み込み(暴挙じゃ(゚〇゚;))ローランドのカッティングプロッターで加工致しました。



 左右の翼間支柱は、主翼リブの上に1ミリの航空ベニヤを貼り、裏側に2ミリのナットを埋め込み(プラリペアで固着)翼面から2ミリの六角ビスで固定します。(フィルム貼りが容易) 上翼の迎角を0度、下翼を1度?(キット指定)にしておくと、パワー入れれば入れるほど上を向いてふわふわ飛んでしまい、ダウンスラストを過度に設定するという困った病気がなくなります。(素直になります) EZのクリスティンイーグル(20)が出た当初はこういったセットだったのですが、後に上翼の迎角を増やすように変更され手こずったことがございます。EZのイーグル20は都合3機遊びました。
 画像では見難いのですが、パイロット人形?は、キーホルダーサイズのラッコのぬいぐるみを上半身で切断し、底の蓋として2ミリベニヤを使い、合成ゴム系接着剤で巻き込んでいます。
 ページタイトルの画像ではわかりにくいのですが、垂直尾翼根本(チェッカー部分)は機体図面ではふくらんだように指示されていますが、実機は直線もしくは逆アールに整形されています。上翼中央部の後縁は、端面を落とした形にしてしまいましたが、実機はテーパーに整形され、中央部に機体に乗り降りするときの手がかりがついています。(ここは省略)
 マフラーは外径20ミリアルミパイプの両端をロウ付けし、エンジン後部からカウル後端へ出します。
 プロペラはMKのグラスの10*4、スピンナーは図面ではOKの40ミリが指定ですが、実機も仕様により、固定ピッチペラ、可変ピッチペラでサイズはまちまちですので、新妻機に習い、少し大きめのものにしてあります。
 脚の支柱のカバー(?)は、塩ビの板を機体と同色のカッティングシートで貼ってあります。衝撃にも壊れません。
 エンジンは倒立搭載ですが、ヘッドカバー部がちょうどカウルのインテーク部にあたり、つまずいて前転したときのガードに?なります。マウント部は、3ミリベニヤで補強し、ポリエステルレジンでコーティングしました。

フライトは・・・・
 飾っておけばよいものを・・ 1回だけテスト致しました。同じ頃EZのクリスティンイーグル(70S)も飛ばしていましたが、それよりパワフルかつ素直でした。(速すぎてこわかった・・(ーー;))4サイクルの倒立搭載で、初回ではエンジンの馴染みもなく、最後はエンジンカットで降ろしましたが奇跡的に・・ 完璧な着陸。 飛ばして遊ぶにはEZがよろしいようです。
 現在予備のキットをストックしてますので、いつか2号機ができるかも。
 こんどは・・・簡単な塗装のやつにしよ  (シビエの塗装なら・・真っ黄色単色に黒文字で・・・・)






最終更新 1997/02/12