工房しろくま


グライダーの部屋



京商ソアラス1600

1.6mクラス電動グライダー

モーター:モデルモータース MINI AC エキストリーム
ギヤ:6:1
ペラ:グラウプナー CAMフォールディング 10*8
コントローラー:HackerJeti 30A
バッテリー:500mah8セル
受信機:シュルツ アルファ840
サーボ:GWS NARO+BB *4
全備重量:765グラム



京商の定番モーターグライダーです。キットがなかなか入手出来なかったのですが、やっと手に入りました。
そのまま380ダイレクトで作ってもかなり面白い機体なのですが多少手を加えてあります。

主翼・尾翼は一度フィルムをはがし、主翼は主桁より前側の上下面をマイクログラス貼りにて補強。(同クラスの機体を見るとしなくても良かったのかも)翼端を整形し直しました。尾翼は前縁を再度整形し直し、オラカバのクリアーイエローを貼り直しました。
エルロンは知人に教えてもらいシートヒンジを細く加工した物を(OKのシートヒンジを幅1/4にする)片側3カ所ほど入れてあります。上面のみテープにて処理。こうするとヒンジラインのずれが解消でき動作も軽くなります。

尾翼は取り外し式にするべきか長い間悩んだ?のですが、結局エポキシで貼りました。結果的にノーズが重くなり5グラムほどウェイトを積んでいますのでここはネジ止めの分解式にしても良かったところです。

純正ではエレベーター動作のみですが、胴体内2サーボに変更しVテールミキシングを使っています。サーボベッドは背の高いNARO+BBに合わせて若干加工しています。(この高さでぎりぎりですので、サーボ横積みの方が良いかもしれません)

バッテリーは、純正ホルダープレートを使わず、瞬間で胴体内底面に貼ったベルクロで固定しています。

スピンナーは30ミリでシャフト径4ミリの物の中で割と格好の良い?K&Sの400ギヤダウンユニット用折りペラに使うスピンナーを流用していますが、素直にMPJETのコレット式にする方が良いかもしれません。(実際のフライトで、K&S製スピンナーは保持力がやや不足していたようでした。MPJETのコレット式スピンナーに交換しました)

モーターはモデルモータースのMINI ACエキストリームを試しに使ってみました。500mahバッテリーではちょっと辛いかもしれません。
コントローラーはHackerJetiの30Aの物を使いました。スイッチ付きで便利が良いのですが、スイッチはキャノピー横へ丸出しです。
スイッチが無い方が良いような気もしますが、コネクター接続>キャノピー固定>電源オン>手投げ>フライト>回収>電源オフをするには、スイッチが合った方が良いでしょう。

と・・・ あれこれしていたり、その間に大きな行事があったりで、完成まで2ヶ月近くかかってしまいました。
待ってる間に京商から400クラスギヤダウンユニットを採用したソアラスも出てしまい、そっちでも良かったかなという状況です。


フライト
最初の1時間程度は50%出力でギヤの慣らしをしなさいという事なので、テストフライトはその程度のパワーで手投げ。
最近のARFキットは大した癖もなく、すいすい上昇していきます。

エレベーター・ラダーの舵角を少なめにしていたのですが、ロールやループをしないのなら別に問題はありません。割と機速がつきやすく、ラダー併用で小さなサーマルにも小回りが効きます。サーマルを掴んだときの反応は割と良く、気持ちよく上がっていきます。
この組み合わせで抑えめのパワーで45度以上の角度でぐんぐん上がります。が・・ 500ARバッテリーではエキストリームユニットの要求する電流値まで引き出せない様です。(抑えて使えば問題無いでしょう)
いつものように、送信機右サイドのレバーでモーターコントロールをし、エンコンスティックはミキシングスイッチがONの状態で下げたときにスポイラー動作を行います。(送信機は双葉のFF9)
テストフライトでスポイラー動作のトリムもだいたい合った様です。
ちょっとだけ?の全開テストでは私には十分な上昇力でぐんぐん駆け上って行きます。気持ち良いです。

久しぶりのフライトだったのですが、非常に良くサーマルをつかみ、動力に頼ること無く気持ちの良いフライトでした。

スロープへ持って行った時、主翼補強がどの程度効果あるのか、楽しみです。

良く飛びます。売れているはずですね。

2003/04/30


追記
5月下旬に大観峰へ出撃致しました・・・ が・・・ 風が悪く1日目は雨、2日目はここまで来てサーマル?という程の穏やかな風でしたが、ちょっとだけ走らせる事もできて主翼は多分大丈夫ではなかろうか・・という様子でした。
この時に着陸でちょっと無理をさせ、帰宅後チェックすると胴体にクラックが入っておりました。

バッテリーと受信機を降ろし、グラステープを適当な長さに切りポリエステルレジンで貼っておきました。バッテリートレイを使わない場合は、サーボベッドからモーターあたりまでの胴体内側を補強しておいた方が良さそうです。
2003/05/24



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