VW Polo

　　　 フォルクスワーゲン　ポロ　98年式４ドア 98年の秋から万能車で使っています。 便利なサイズでございます。 日本に導入された当初から気になっていた自動車です。小さい小さいとはいいますが、実際には初代ゴルフより全幅は大きくなっています。マツダのデミオもそうですが、一度このサイズに乗ってみるともうやめられません。便利でございます。

聞くと見るとは大違い、ワーゲンの豆自動車の実態は・・・・・

実際に乗ってみますと、非常にコンパクトです。現在の衝突基準にフォルクスワーゲンで合致する構造で小さい車を作るとこうなるのでしょう。実際にはさらにもう１サイズ小さい車もありますが、日本にはまだ出回っていません。

国産車で言えば、マツダのデミオより少しだけ小さく、マーチなどよりは大きいサイズです。しかし車重はかなりありますので１６００ＣＣの割と低回転にトルクの山を振ったエンジンで引っ張ります。
以前は日本車にこのサイズの２ＢＯＸが山ほどあったのですが、どこへ行ったのかという位減っています。
デミオの成功例を見ても、使い勝手で言えば最高のサイズではありますね。

気になるポイント、変更したポイント

納車の時点で、アンテナをＣＯＸの短いコイルアンテナに換えました。純正のリード線を巻き付けた形式のアンテナでは、感度はそこそこあるのですが、立体駐車場に入るときに当たります。毎回外すのも面倒なので変更。

どこのメーカーもそうなのですが、純正のＣＤチェンジャーがトランクルームのど真ん中に鎮座します。こんな事をされては肝心の荷物を載せたときにじゃまになります。しかしこの車、助手席の下の指定席が満員で、チェンジャーは置けません。ソニーの車載ＭＤの安い物がありましたので、市販の汎用配線キットを購入し、装着致しました。

納車の時の付属品は、純正マット以外なにも付けていません。無駄な手数料でございます。ワーゲンであることからいろいろと余分に資金が必要かとも思われましたが、車の生産コストでは現時点ではヨーロッパの方が安いので、マーチにあれこれ付けた場合と驚くほどの価格差は無くなってきます。

画像では純正アルミをはいていますが、これはスタッドレスタイヤ購入時に純正鉄ホイールをそちらに回しました。

　メーターまわり

納車後しばらくするとメーターナセルあたりから樹脂の異音が聞こえてまいりました。なかなか分解が難解でしたが、ハンドルポストのカバー（上下）を外し、上の図の４カ所のトルクスビスをゆるめることでメーターナセルのカバーが外れます。下部は狭いのでトルクスのビットをペンチでくわえて作業致します。
異音の原因はこのナセル先端とメーターの透明な樹脂カバーとの接触によるものでした。

◎　ここは接触する部分に極薄の両面テープを貼り、クッションとします。
後日乗る機会のあった試乗車ではここの隙間がかなりあいており、接触しないため音は出ません。
かなりの個体差があるのです。（このへんが日本車のようにはいきません）

　エンジンルーム

トヨタのＤＵＯ南広島の担当の方から、点火コードが一部取り回しの都合でどこかに接触して過熱してしまい、火を打たなくなるという話を聞いていました。
対策として、永井電子のウルトラシリコンコードを勧められました。上の図ではＶＷマークのあたりになりますがすべてカバーされています。このカバーを外しますと、プラスチックの半割のケースに点火コードが収められています。
これをプラグの点火順序を間違わないように取り替えていきます。
私の98年モデルでは、対策されていたのか過熱しそうな部分はありませんでした。
ちなみに、純正で日本製プラグがついてました。

後日　このプラグコードの過熱に関してはリコール扱いになったと連絡がありました。

ブレーキのブースターはちゃんとハンドルのある側にあります（黄色いキャップがブレーキ液）
ヘッドライトのランプは、６０／５５Ｗの高輝度ランプに換えておきました。

このピンク色の冷却水のリザーブタンクの向こうのゴムを外し、黒いプラスチックのカバーをめくるとエアコンの外気用フィルターが見えます。

　ドアヒンジ

日本の車も安全基準がかなり厳しくなっていますが、こういうドアヒンジは付いていません。（普通は鉄板のプレスです）
第２次世界大戦の時、最強の重戦車を作っていた国の発想かもしれません。
フレンドリーな外見に似合わず、過剰なくらい強固なドアヒンジです。

ドアヒンジがこうですから、ドアのサイドメンバーもかなり太い物が入っています。このサイドメンバーの隙間を埋めるようにドアの収納ＢＯＸと大口径のスピーカーが付いています。けっこう良い音がします。

使ってみて・・・・

ドイツ車のＦＦなんか（ごめんなさい・・）単にリアタイヤのトーインが強いだけじゃないかと思ってましたが（初期ゴルフは見てわかるくらい強かった）、後ろ足が駆動しないわりに素直に粘ってくれます。車体自体の剛性はこれでもかというくらいありますから、非常に素直な操縦性を見せてくれます。足自体はかなり硬いですが、だんだん馴染んできたようです。ブレーキペダルの剛性が非常に良い事もあり、下りではかなりコントローラブルです。

雑誌などの評論で、動力性能が物足りないという記事を見ますが、通常の流れの中での加減速のレスポンスは特筆できます。間抜けな４速ＡＴのシフトプログラムをカバーするかのように、トルクのピックアップは非常に好ましい反応をしてくれます。回すとけっこう快音がしますが、高速巡航ではそれなりに騒々しい音がします。しかし、この国の車はポロが３つくらい買える車でも下品な雑音が出ますから、ドイツ製軽自動車と割り切ると快音に聞こえます。

シートの出来は、腰痛とあまり無縁でない私でも全く問題ありません。内装の過剰なコストダウンがシートなど大事な部分のコストに回されているのだと思いましょう。

間抜けな４速ＡＴのおかげで、車のサイズからは期待できない燃費性能でございます。広島市内の仕事モードで８～９Km/L　高速をおとなしく走って１０Km/Lいくかいかないか。高速だとレガシィの２５００と大差なくなります。スタート時に１速から２速に上がるのが遅い場合があり、国産のＡＴの様にアクセルを抜くことでシフトアップを促すと、この車は「あ、減速するんだ」と思い、２速に上げるのをやめます。この方が下りはいいので、どちらが正解かはわかりませんが、あまりスムーズなミッションとは言えません。（６０００キロ走行の時点で少し馴染んだような様子が出てきました、さらに距離が伸びると気にならなくなるような感じです）（走行２２０００キロで車検を受け、高速道路おとなしい巡航で14.5まで伸びました。初期なじみが出るまでこれくらいの距離が必要なのでしょう。）

さらにこのＡＴ、ドライブセレクター（シフトレバー）の節度が非常に甘く、Ｄレンジに入れたつもりが３レンジだったりします。レバーが短い事もあり、またＮレンジからＤレンジへ入れるときにも解除ボタンを押さないと入らないため、なにかしゃきっとしない操作感でございます。（後日談で「慣れてしまいました」）Ｄレンジから３．２レンジへそのまま動かせるので、慣れると便利です。（節度は甘いですが、こんなものなのでしょう）手元を見なくても間違わずに操作できるようになりました。

ここがこわれた！　こうなってたらもっといいのに・・・

納車後しばらくして、メーターあたりから異音＞自分で直した

ライトバルブの交換作業でバルブカバーがしっかりはまらず脱落。パッキンを紛失したため、板状スポンジを細く切り、溝にうめこんでパッキンの代用とする。

純正ラジオからソニーのＭＤ（純正もソニーですが）に交換し、ＡＭの感度が落ちる。日本車に比べ、発電器からのノイズがかなり大きいようです。ノイズキラーを使う必要があるかも。

このポロが６台くらい買えるような高級車でも、この国の自動車はそうなのですが、パワーウインドのモーターが弱い。モーターだけでなくスイッチも気抜けするくらい安易な構造です。窓が閉まって最後にロックした瞬間、過大な電流が流れ、モーターを焼く、スイッチが壊れる等の症状がでます。私の場合は、運転席側の窓を閉めた瞬間に過大な電流でメーターパネルの照明が落ちてしまうという故障が出ました。（ライトスイッチを入れ直せば復帰します）ＤＵＯ南広島に行ったところ、パッ！と交換用のスイッチが出てまいりましたので、壊れやすい箇所なのかもしれません。

樹脂パーツの成形技術は、自動車という特殊な環境では、日本製品のレベルにははるかに達していません。高級車といわれるクラスでも経年変化で無様なヒケを呈しています。こんなもんかも。

デミオの痛快な小回り性能から見ると、あまり小回りは得意ではない。

ＡＴ車はブレーキの径を大きくするために１４インチのホイールを履いています。市街地をメインとした車なのに５５扁平の185/55-14という変なサイズのタイヤしかはけません。スタッドレスタイヤの選択は限られます。

内装パーツの立て付けは、固定ビスの少数化が収益アップになる時代では仕方ありません。まぁこういうもんだと割り切って乗るのです。

メーターパネルの時計があわせにくい。

間違っても柔らかいとは言えない足まわりですが、ダンパーが次第に馴染んで来て、心持ちましになりました。履いているタイヤがミシェランのグリーンタイヤですので固いせいもあるのですが、９９年モデルからタイヤが変更になり、少し良くなっているみたいですね。

最近のワーゲンは良くできてるね・・と乗っていましたが２０００年の春にダッシュボードのエアコン吹き出し口のルーバーが壊れました。開閉のフラップを動かすリンクが外れてしまったようです。操作しない助手席側なので原因不明ですが無償交換していただきました。(2000/04)

おろして２年、未だにミッションが暖まってない間は、１速から２速への変速中に空走感があり、ごっつんといったショックを伴って２速に入ります。２回目の１２ヶ月点検の時にDUO南広島のサービスの方に相談したところ、この車の持病の様な物で、ミッションのディスクが暴れたり誤動作しているわけでは無いとの事。あまり珍しい事では無いようです。冷間時のアクセルワークに気を付けてカバーすべき問題の様です。(2000/09/30)

もうすぐ４年目。夏場になっても暖気でエンジンが濃すぎる症状によってエンストを起こす事数回。DUOで点検したところ、水温センサーの不良と判明。即日交換で復帰。このへんはスペイン製とあきらめるしかありません。(2002/07/11)

ここはよーできとる！

エンジンのレスポンス、車体の動きの素直さは優秀。これで４ドアモデルに５ＭＴ仕様があればもっと良いのですが、この車、スバルのインプレッサＷＲＸのＳＴＩ仕様ほどではないにしろ普通のＷＲＸより重いクラッチが付いています。４ドアの使い勝手とレスポンス良いエンジンとＭＴとの組み合わせ、どちらを取るかで少し迷うかもしれません。４ドアに慣れると２ドアはドアが大きすぎます。（９９年モデルからＭＴ車は日本用から消えてしまいました）

天井が高い！ドア上の絞り込みが少ない。座高の非常にある私でも非常に好感もてる室内です。

トランクが広い！ゴルフやヴェントもそうですが、トランクの使い勝手は生半可ではありません。格好だけの日本製ステーションワゴンもどきを相手にしないヴェントのトランクほどではありませんが、しっかりダブルフォールディングするリアシートは背面部が鉄板であることもあり、想像以上のものを飲み込みます。（私はこれで１７インチモニターを持って帰りました）ただし、鉄板部はなにかマットを敷いておいた方が傷がつかなくて良いかとおもいます。（私は泥の付いた野菜満載の段ボールを載せて擦り傷だらけにしてしまいました）

ちょっと前は国産車でも普通にあった、メーターパネルの照度調節がついています。明るい市街地ではにぎやかなメーターもいいのですが、夜中の中国自動車道の様にあまり明るく無い道では、照明を落とした方が楽な場合もあります。

ちょっと前のパソコンのプラズマ液晶ではありませんが、理由もわからずオレンジ色の照明が良いと主張される方も多いのですが、この車はちゃんと緑のメーター照明になっています。西洋人と東洋人の色覚の違いもありますがちゃんと照度調節ができて、視認できるぎりぎりまで照度を落として使うオレンジならまだしも、普通は緑の方が楽です。

日本のナンバープレートがちゃんと収まっている(⌒∞⌒)

右ハンドル仕様はちゃんとブレーキのブースターが右にある。（あたりまえですが、そうでないこともありますので）ちなみに左ハンドルの方がスポーティーだと言われる方もありますが、２座席の耐久レーサーは乗り降りの関係で古いフェラーリのレースモデルなどは、ちゃんと右ハンドルですね。「弘法筆を選ばず」

静電気がたまりにくい。天井のセンターアンテナが放電効果があるのか、かなり電気のたまりやすい私でも「ピリッ！」というか「バシッ！」がありません。

もうすぐ４年目。新ポロは別物の様に静粛でしなやかになってしまいました。しかし最初から騒々しい部分は全く悪化せず相変わらず。後輪の接地安定性、特筆できるブレーキ剛性（これはマイナーの度に悪くなってますが・・）は相変わらずです。使い方によってコンディションはけっこう違うようですが、最初からぼろだ・・という事をのぞけば今も絶好調です。古ぼけたゴルフが走り続けている理由はこういう潜在能力かもしれません。

国産車とこのへんはちがうかな？

右ハンドルなのにウインカーのレバーは左側にあります。国産車と併用する場合には慣れがいります。しかし２輪の場合は今の車はほとんど世界共通左スイッチですから、どっちとも言えないかも。（ハーレーやＢＭＷには左右独立のもありますが、通常はたいてい左になりました）

カップホルダーはありません。（ＣＯＸからアクセサリーとして発売されています）

エアクリーナーＢＯＸもプラスチック。インテークマニホールドもプラスチック。

しばらく洗わないと、ホイルはガンメタだった？と思ってしまうブレーキパッドの汚れ。

やたら大げさな防犯装備。内溝キーにイモビライザー（発信器）内蔵でスペアキーを寄せ付けません。

このへんが合理主義！

燃料注入口のカバーがプラスチック。駐車中に施錠したときだけロックされる。

オイルの交換時期を液晶パネルで教えてくれますが、オイルを交換したときにリセットする操作がディーラーでないとわかりにくいので、ついついディーラーの整備工場へ行くようになります。

間欠ワイパーの時間調整は、一度間欠にし、次に間欠にするまでの時間で設定。（無駄なスイッチが増えず合理的）

ライトスイッチをひねった状態で１段引くとリアフォグランプが点灯。意味わからずに点灯してる人がいますが、牛乳の中を潜水するような濃い霧の中では自分の安全確保では必須の装備。

イグニッションキーにＡＣＣ（アクセサリー）ポジションは無く、エンジン停止後キーを抜かなければラジオは鳴ります。

ドイツのナショナルカラーなのに、ポロの日本仕様ではシルバーの指定がない。（限定車で時々出ます）

エアコンの外気取り入れ口に乾式のエアフィルターが一人前に付いています。２回目の梅雨で外気モードの時の冷気の出方が悪いのが気になり、フィルターの交換をお願い致しました。メーターのサービス表示のリセットの作業のついでにボンネットを開けて、エンジンルームのルーバーの右側をめくります。手前にゴムのパッキンがありますが、これは接着などされていないのですぐに外せます。ルーバーをめくると手前にプラスチックのフラップの付いたフィルターが見えてきますので、フラップを外してフィルターも取り外します。新しいフィルターと交換したら元通りに組み立てます。この作業には特殊工具はおろか１本のネジを解く必要もありません。（工賃は部品代込み３０００円ちょっとでした）。2000/07/05

おまけ のあれこれ

燃費について　2001/10/15

本来、日本にもっとあってしかるべき、全長４Ｍ未満の小型ハッチバック。
燃費性能はあまり期待できませんが、強固なモノコックに支えられた素直な足まわり。使い勝手で◎

新ポロにも乗ってみました。青いメーターパネル、ごつごつしない足、ドイツ車はカップホルダーなんか危険だと言ってたのは誰？と思うようなカップホルダー、等々日本車ぽくなっています。目玉は当然ＧＴＩでしょう。ノーマルもそうですが、マイナーチェンジで後ろのブレーキがディスクになりました。
今時珍しいゴゴゴという音も無くなりました。
ＶＷのポロのＧＴＩがちゃんと右ハンドルでブレーキのマスターバックもちゃんと右に・・・　やればできますね。
ホイルは旧ポロの１４インチがＧＴＩでも履けそうです。このサイズで４５扁平でスタッドレス、は勘弁願いたいものでございます。
マツダのＭＰＶの子分みたいな顔になってしまいましたが、放電ランプ搭載、ライト照射角調整は良さそうですね。
スバルのインプレッサのＳＴＩよりも重かった旧ポロのＭＴ車のクラッチのような事が無いといいのですが、どうでしょう。
2000/07/05

９月で車検が来ます。新ポロのＧＴＩはかなり魅力なのですが、駆動系の剛性は旧モデルの方が好みではあります。
ＦＦの２ボックスで、リヤはセミリジッドですが、ダート路面で意外なポテンシャルを発揮します。素直です。けっこう楽しいです。
オドメーターが２万キロを超えたあたりから、エンジンの回り方が少し柔らかくなったような気がします。国産車だと１万キロくらいで初期馴染みが出るのですが、旧式のエンジンのため倍くらい時間はかかったようです。しかし燃費は相変わらず。
ＡＴでも良いかなと思わせる低中速のレスポンスはあります。すかすかの方が燃料喰わないのでしょうけど・・。
2001/06/03

車検後、長崎まで１泊行。オートクルーズで設定できる範囲の速度での高速道路巡航で最高14.5km/L　を記録
燃料計壊れたのかと思いました。
新ルポへ試乗をしてきました。雑誌では非常に好評でしたが、乗った感じは操作系の剛性がなにか足らず、マーチの方が良いかもしれません。
ポロより軽量なだけ動きは軽いのですが、日本仕様という事で余分な改悪がされている可能性があります。（現行ポロも）
ポロの新型も発表されました。ルポ似の丸目。VWが認めているように、もう初期のゴルフと大きさは変わらず、販売対象もＢセグメントではありますが大きくなったゴルフの後継という位置になっているようです。

2001/10/12

うちに来て４年が過ぎました。車体の弱さは未だ微塵も感じられず、むしろ足まわりの動きがスムーズになったかなという具合です。シートのへたりも皆無。私は決して小さく軽い体ではないので、このあたりのコストの考え方はワーゲン流なのでしょう。当初からあったビビリ音は大きくもならずそのままです。インパネ裏のハーネスの暴れを抑えてやれば多少改善されるとは思うのですがそのままです。
３万キロ経過程度で弱るような車ではないのでしょう。ダンパーのへたりも無し、ブレーキは適度にメンテナンスも行っていますが、未だにかっちり動きます。この信頼性と反応の正確さは非常に大切な事だと思います。（近い年式の同型車に乗った時はそれほどでもありませんでした。正規のメンテは重要みたいです）
エンジンの回りも軽くなり、高速燃費も（高速だけ・・）良好さを維持。ＡＴの制御もスムーズになったような気がします。
新型デミオのＭＴも気になるのですが、けっこう乗り続けられる車の様です。
正規ディーラーで購入された以外の場合には、時々でもいいから正規ディーラーでメンテナンスを受けられた方が良いかもしれません。正規のお店の方が優秀というわけでも無いと思うのですが、ＶＷ独特の調整箇所もあり、何でもない異常が発見できない事もあるようです。（身近にそういう例があります）（今時こういったユーザーの認識不足を「外車だから・・」と言われては車が可愛そう・・かも）
２名までならツアラーとしての資質も十分にあるようです。荷物が多くない時にはポロででかける事が多くあります。

2002/11/17

もうそろそろ６年目になります。こまかなビビリ音はありますが、車がやれた感じは全くありません。（日本国内での走行距離ではやっと角が取れて当たりがついたというレベルでしょう）新型ポロも軽量で良くできているのですがあの電子制御スロットルがどうにもなじめません。ワーゲンの他の車種も同じシステムになっていますが、トゥアレグに乗っている時には全く違和感を感じません。（こちらは出しゃばりすぎのアイシン製６速ＡＴがちょっと違和感ですけど）ポロのプログラムそのものが古いという理由もあるのですが、アクセル操作の粗雑な日本ユーザー向けに少々踏もうが戻そうがぎくしゃくさせないプログラムになっているような気もします。
この方が燃費は良くなるのですが、低回転からしっかりトルクが出て走らせ易いというメリットはどこへやら、ＡＴずるずるでレスポンスがひたすら悪いトヨタの小排気量車と同じになってます。（ＭＴならいいんですけどね）
そういう事で買い換えの予定は全くなし。腐ったようなゴルフ（悪い表現でごめんなさい）が快調に走り続けるのはこういう事なんだろうと納得しています。
マイナーチェンジ・フルチェンジの度に車体は大きくなり、エンジンマウントはゆるゆるになり、サスアームの根元もゆるゆるになり、ブレーキ操作の剛性も落ち、ちょっと悲しいです。ごつごつしなくなって上品にしなやかに成ったと言えばそうなんですが、バブル崩壊後の日本車を凌ぐヨーロッパ車に近年極端なコストダウンがその場しのぎでこういう事をしてるんでしょう。ルポＧＴＩみたいなのも余裕で作れるメーカーですからベーシックモデルでも真面目にして日本ユーザー向け特別仕様は要らない気はします。見た目は新ポロの方が良いんですけどね。ドイツ車はインパネの造形であまりややこしい事をしない方が良いです。樹脂パーツの成型技術と高温や紫外線による耐久性は日本製品の足下には及びません。
私には現行ポロのサイズはゴルフに見えるのです。

車一台で済ませるなら、雪の事を考えなければゴルフがベストかなと思います。私は複数併用してますので、1.6のコンパクトとしては小さかった頃のポロが使い勝手一番の様に感じます。

2004/08/18

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