R100のひとりごと
夏場は暑い?
と良く言われるのですが、確かに暑い(熱い)です。特にシリンダーとの間隔が狭い右足は真冬に乗っても冷えないくらいですから、夏場はかなり来ます。
低温火傷をしてもなんですので、夏場はライディングブーツが必須です。
R100RSはステップの位置が微調整できますので、左足がキャブレターにぶつかったりする場合は多少変えられます。
空冷2発ですから、真夏の夕方に大渋滞に入ったりしますと油温も上がりますし、けっこう悲惨です。
が・・・ 別にこれはR100に限った事ではなく、空冷でも水冷でも大排気量車は夏場はかなり辛いものです。
少なくとも前に乗っていたGSF1200(スズキの油冷)はR100より熱かった。クラッチも重かった。
水冷のアフリカツインは涼しいかと言えば、同じ事。オートバイはそゆもんだと、思ってます。
R100がというより、熱量の大きいエンジンはみなそうです。
でも右足先はちょと熱い。
極めて静かなアイドリング
BMWというと、500回転くらいで回っているのがわからないようなアイドリング、と思われがちですが(私が思ってただけかも)、こういうのは非常に良く整備調整されたR50の話です。
私はアイドリングの回転数は極力下げる方が好きなのですが、プッシュロッドの空冷2発ですから、そこそこの音は出ます。クラッチのセレーションのカタカタもあります。
冷えている時にサイドスタンドでおいておくとカウルがブルブルと動いてくれます。
これが落ち着いたら、エンジンが本調子。
大きなカムがふっといロッドを押し、てこみたいなロッカーアームを動かして、8ミリ近い軸を待つバルブを押す。
ドライバーを耳に当てて鼓動聞くも またたのし。
私は飛行機のエンジンだと思ってます。だってOSのジェミニと部品構成ほとんど一緒。
静粛性ではアフリカツインの方が遙かに上です。交差点で自分のエンジン音聞こえません。
ちょっと離れると、何も音は聞こえなくなります。
しかしこれとて、マフラーを変えると、ドゥカティが寄ってくるような音になります。
ピースサイン
今時だれもしなくなりました。 本州ではしないくせに北海道に行くとやたらとする人もいます。
トランザルプに乗っていたころ、R100RSの人がさり気なくしてすれ違って行きました。
デュアルパーパスの人、ツアラーの人は今でも良く見かけます。
ヘルメットの中で「がはは」と笑ってるのが見えます。
特に・・・ 真冬。
RSのカウルからはみ出た熊をみて笑ってるのかもしれまへん。
土砂降りで「ひえ〜」と走ってる時に、「ふふふ」と笑って走ってる人を見ると元気が出ます。
まさかこんな日に2輪で出てる愚か者はいないだろ・・と 互いに思います。
笑ってますか?
細いタイヤ
前 90/90-18 後 120/90-18 (ヤマハのSRV250もこれくらいだった)
ちなみにアフリカツインは 前 90-90/21 後 140/80-17
何も問題ありません。最先端の国産スポーツの様に、胃が痛くなるような強引な旋回力はありませんが、軽快に走ってくれます。
ただ・・ 低速で時々滑ります。 ちょっと注意。
低いハンドル
スーパースポーツの様に前傾はきつくありませんが、幅は普通のセパハンより狭くなってます。
ちょっと小柄な人だと腕が伸びきってしまいますが、ステップとの位置関係が良いので、体重がハンドルに分散することはないはずです。
ごく普通のシートですが、この微妙な設定が臀部の鬱血との闘いから開放してくれます。
特別パワーに余裕があるわけでもないのに、長距離でやたらと強いのはこの辺に秘密。
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