R100RS と一緒

事の起こりは、偶然通りがかった国道沿いのとある2輪販売店。 大型2輪免許取得以来、スズキのGSFのとんでもないトルクに驚愕の日々でございました。しかしトランザルプに長いこと乗っていた(期間だけは)事もあり、2気筒の雰囲気が断ち切れなかったのも事実です。その店先に、青いR100RSが座っておりました。まだ買い換えなぞ全然考えていなかったのですが、GSF購入前にバルコム広島のBMW認定中古車フェアでRSの中古に初めて触ったり、R1100GSに試乗したりしていたのでした。なんとなく立ち寄ってその青いR100RSに触ったのが夏前の事。しかしトルクのしっかりある1200の4発も本来苦手なマルチのイメージを変えるものでございました。
スズキの試乗車でTL1000Sに乗せてもらい、そのとんでもないポジションに「こりゃのれんわ・・」と思ったり、ホンダのVTR1000の試乗車で「こりゃぁ長時間のらんのならええのぉ」と感動したり。しかし、ハーレーのエンジンなどと違い、1000のV2というイメージは頭の中と現実はけっこうギャップがあったのでした。
盆明け頃に、国道を走る度そのお店の横からR100を見てたのが、いつのまにか見かけなくなり、売れてしまったのだなと諦めておりました。秋口にはGSFにクラウザーのトランクも付け、トランザルプよりはるかに市街地での使い勝手の良いGSFになじみつつあったのです。そして・・・
10月下旬のとある夕刻。仕事で国道を走りながら、そのお店を見ると、奥のように売れてしまったと思っていたR100が春と同じ値札をつけて座っておりました。
実は、春先にもこの車なんとか話してもらえないかと、近所のお店でお願いしていたのですが、相手方がなかなか良い返事のないまま立ち消え。ゆっくり話しすすめてみようか・・と 待っていたのでした。11月下旬に相手方の社長と会うから話してみようかと言われ、じっと待っていたのです。
そして、とうとう青いR100RSがやってまいりました。GSFに未練はいっぱいあったのですが、任意保険の事もあり、大型のロードモデル2台所有することは難しいのです。いつもなら納車をあせるのですが、今回は違いました。報恩講の法要で車庫が本来の台所にもどり、車の置き場がなかった・・・のが事実ですが。12月3日夕刻。私の元へやってまいりました。
アイドリングで身体を揺すりながら静かにたたずみます。当分の間忙しいので、少しずつしか乗れませんが、意外に軽量な車体、走らない止まらないと言われていたわりにしっかり止まるブレーキ。思いの外コンパクトなポジション。トランザルプのようなエンジン。国産の4輪よりはるかにまじめに作成された取扱説明書。驚きの連続が始まってゆくのです。
つれづれ日記
OH後、阿蘇方面へ1泊でテストラン。燃費が復活し振動も減り別世界。車と一緒に延々と走っても問題ないのですが、5速5000回転前後の巡航でのスムーズさは今まで体験した事がなかった物でした。本来はこのあたりが設計で想定された巡航速度なのでしょう。
オイル漏れのトラブルは完全に解消。
OH時に問題のあったロッカーアームベアリングも後に交換し、これでやっと本調子?
トルクとレスポンスも戻り、少ないバンクでぐんぐん回る感覚が蘇ってきました。
以前は適度にエンジンオイルも消費していたのですが、これはおそらく改善されると思います。
2002/08/01
オイル漏れによるプッシュロッドガイドパッキンの交換のため腰上分解を行いました。開けてびっくり中はカーボンだらけ、よくこれで回っていた物だと感心したり、大変な事になっておりました。原因は購入前の不良整備によるピストンリングの組み付け不良。何でもない事ですが、不注意がとんでもない事を招いていました。
中を掃除し、再調整すると今までのが嘘のようなパワーとレスポンス。こんな気持ちのいい吸気音と吹き上がりは初めてです。
随分遠回りをしていたようですが、業販の激安中古はこんなものかもしれません。
エンジン自体は恐ろしいほど精密に加工されており、妙に感心いたしました。
こうやってつきあっていく物なのかもしれません。
2002/07/17
交換用のエアーエレメントを購入後、点火コードの交換を思い立ち、ノロジーホットワイヤーを入手しました。R100専用品ですので点火コイルとの接続も問題はありません。アースはヘッドカバーと共締め。
250単気筒のスクーターで感じたような劇的な変化は?ありませんでしたが、4000〜6000回転が非常にスムーズになりました。これはホイルバランス調整とミッションオイルの交換もかなりの影響があるように思えます。ニュートラルでタイヤを手で空転させた時の抵抗がかなり下がりました。
購入当初、異様な振動で5000回転付近までとても使えなかった事を思うとかなりの進歩です。遠い道ではありました。
ミッションからの音が静かになりました。(このログを改めて読むと3年ほど交換してませんでした。未熟でした。ディーラーの工場では1万キロと言われましたが、自分で交換するのに何も問題ない作業ですので、1年毎の交換はした方が良いでしょう。
Fフォークオイルの交換も、それほど汚れてはいなかったのですが前輪の接地感が格段に増しています。エンジンとシャーシの問題が解消してくるとブレーキの能力不足が表に出てきました。年式を思えば、現代の車のように軽いタッチで圧倒的に効くようなわけもないのですが、フロントは3本指制動が必要、リヤは舗装路ではどんな事をしてもロックしない、というのでは話になりません。
とりあえずFブレーキパッドを交換しました。新品時4ミリあるパッドは3.6ミリで交換となっていましたが、新品の状態を知らなかったためこんなものであろうと残り2ミリ程度まで摩滅していました。摩滅が進むとパッドが傾いて摩滅を始め、ピストンで正確に作動しなくなっているはずです。
マニュアルの熟読は必要ですね。反省。
リヤのブレーキシューは現在のところ未入荷のため交換はしていません。
2001/10/14
ミッションオイル交換後、取扱説明書やサービスマニュアルを読んでいると、どうも10W−30の通常のエンジンオイルではいけない様子。
イエローハットで4輪用のミッションオイルを購入しました。グレード5クラスの80W−90か90Wのミッションオイル、行けばカストロールにTOTALにクェーカーステートにBPを盛りだくさん。散々迷った末にBPの90Wグレード6を選択。
時間が取れ、再度ミッションオイルを交換しますが、ドレンからオイルが出てきません。チェック穴からはオイルが見えるのですが抜ける様子がありません。
結局ドレンボルトに鉄粉を集めるために磁石が付いているのですが、これが長い間に鉄粉を磁化させスラッジとなってドレンの穴をふさいでおりました。
ミッションに800ccちょっと、ドライブシャフトに150cc、デフギヤに350cc程度必要です。
出てきた古いミッションオイルはかなり汚れていました。ヒート時のミッションの不調はこれが原因の様です。
ディーラーさんの話では1万キロ程度は交換の必要が無いとの事でしたが、(マニュアルでは7500キロ毎もしくは1年おきにチェック)隣の国まで年に何度も高速巡航をするような環境ならいざ知らず、国内のゴーストップの多い環境では5000キロおきに交換した方が良いかもしれません。
ドライブシャフトのオイルも、シャフトにダンパーが内蔵されており、その動作によって鉄粉が出てきます。
ミッションオイル交換後、アイドリング時のミッションからの音が相当に減少しました。
同時にフロントフォークオイルも交換しました。ディーラーさん(バルコム広島)で国産のフォークオイルより少し固めと聞いておりましたので、カヤバの正立用#15を使いました。片側に320cc要りますのでボトル2本購入。
R100はフォークのインナーチューブの上端がスプリングの固定部とオイルの注入口が独立していますので、ハンドルを外し、注入キャップを外し、ドレンボルトを外せばフォークオイルは抜けます。ポリのオイル注しの先の穴を大きくした物を注入に使いました。
操縦性云々は私のレベルではわかりませんが、交換前より段差での暴れが減りました。
自分でメンテナンスできる部分が多く手間はかかりますが、作業を前提とすれば作業性は国産車より良いかもしれません。
そういう時代の車だから、かもしれません。
ディーラーさん(バルコム広島二輪部新店舗)でホイルバランスの調整をしてもらいました。作業手順に独特のものがあるようでやはりディーラーにたまには持って行かねばならないと痛感。
ついでに未交換だったエアクリーナーエレメントも購入して帰りました。
現行Rやらビューエルが誘惑してきましたが、旧Rにしか無いものも改めて実感。
ホンダの二輪が品質面だけで言えば世界最高だとも、実感。
手がかかるほど手放せなくもなります。
フォークオイル交換の際にハンドルのグリップエンドの下がりを少し弱めた角度で取り付け。
上体が若干楽になったような(これが本来の位置?)気がします。
2001/09/27
連休最終日、ミッションオイルが気になりバルコム広島に行こうかと思いましたが、新店舗になりまだ行っていない事もあり、今回は自宅でのオイル交換。
ギヤオイルの良い物をとの指定ですが、4輪用のギヤオイルを使うのも気が引け、ヤマハのギヤオイルを購入。
ミッションオイルはチェンジのリンク部の少し上に点検口がついています。ドレンはマフラーの膨張室の前に見えます。
点検口を開けただけでミッションオイルはこぼれ出てきます。熱いマフラーに気を付けつつドレンボルトを外しますが、思ったほどオイルは抜けません。
若干の水分が見えますが、ミッション動作に不調を招くようなものではありませんでした。
ここだけホンダのウルトラUをチェックレベルまで注入。
デフギヤのオイルは1万キロ位大丈夫ですよとの事でしたが、マニュアルにはシーズン毎とも書いてあります。そういうわけでバルコム廿日市では来た最初の頃に
1回交換した鑿でした。
さらにデフオイルには注意していたのですが、プロペラシャフトのジョイント(ダンパー?)にもオイルがあり定期交換が必要とありました。
結果は、プロペラシャフトのオイルが一番汚れ(金粉が浮いたよう)交換。ギヤオイルはオイルそのものは問題なかったのですが、ドレンボルトの磁石に鉄粉がかなり着いています。
交換後、心なしか回転がスムーズになったような気もします。
ホイールのバランス取りとフロントフォークオイルの交換で、バルコムに入院する必要はあります。
2001/09/24
連休ですが、私は当然仕事です。午後からあいた時間にタイヤの慣らしで3時間ほど走ってきました。
見た目にはマカダム50の偏摩耗もわからないのですが、交換後乗っただけで違いはわかりました。今回前輪へはマカダム50Eという50よりブロックの切れ目の少ない物(しかも回転方向のパターンが逆)を使用したのですが、あたりが取れるに従い非常に良い感触です。Fフォークのダンピングが不足するのかパーシャルでややフロントが逃げそうな挙動を示しましたが、これはフォークのメンテナンスで対応できます。
一時的な物かもしれませんが、50Eの方が若干倒し込みの粘りがあるような感じはしました。
エンジンは4000からエンドまで非常にバランス良く回っています。
リヤブレーキはメンテ後も制動力が十分だとは言えず、フロントも指2本ではタイヤを泣かせるまで至りません。
フロントはパッドの交換もそろそろです。
現在の1000のツインから比べれば間違っても速い車ではありませんが、マイペースで淡々と走るならこれでも良いかなと思っています。
アフリカツインより遅いケースもありますが、これは乗り手が未熟なためでしょう。
2001/09/24
夏前の点火コイル交換、キャブレター同調のおかげで、非常にエンジンは良くなりました。山陽道でパトカーのお世話になるくらい良くなりました。
9月に入って夏真っ盛りを過ぎ、やっと過酷な日差しから開放され、九州へ一泊で出かけました。
以前のエンジン調整走行でも後輪がやたらと暴れていたのですが、九州で大雨に遭い後輪が暴れる暴れる。こんなものかとなだめつつ帰って来たのですが、洗車時にタイヤの偏摩耗を発見。前輪のシミーもちょっと大きくなっていたのですが、前タイヤも偏摩耗。ミシェランだから当分持つと思ってたのが間違いでした。ところが、交換用のタイヤを探してもこんな細い重量車用タイヤはなかなか見つかりません。BSのバトラックスかダンロップのK300かメツラーかと悩み、結局元のミシェランのマカダム50を選択。50Eになり前輪のブロックが少し大きくなって偏摩耗に強いかなと期待。
トラブルは重なるもので、熊本・大分・松山の渋滞で2速から上がらなくなる現象が発生。油温が上がったときにドラムがちょっと渋くなるようです。
バス並みのゆっくりした変速で対処。オイル交換をして様子見をします。夏場はこういう所が弱いのかも。
帰りにテールランプが切れました。交換用バルブは持っていたので、さっさと交換。振動が多い車なのでテールランプ自体を柔らかく固定しているとバルコムでアドバイス頂きましたが、もうすこしケースが暴れない方が良いのではと思います。ランプケースの固定ゴムブッシュを交換した方が良いかもしれません。
エンジンは、ほんとに快調。快調につられて燃費は16から17で止まったままです。泣きたいような豪雨でしたがパニアケースの恩恵を心から感じました。学生時代にXL250Rで雨の対策に悩んでいた頃が嘘のようです。
帰宅後、前後ブレーキも清掃。後ろのドラムがびっくりするほど汚れてました。反省。
2001/09/12
点火コイルを注文するためバルコム廿日市へ出かけました。時間がかかると思っていたのですが在庫があり、帰宅後交換しました。
どうも交換すべき部品だったようです。
購入以来フロントのフォークオイルを交換していなかったのですが、平日の予約で1-2時間かかるとの事。
マニュアルでオイル量はわかるのですが、オイルの粘度が純正品よりカヤバの10番の方が少し硬いとの事。「普通に走ってればそれほどわかりませんよ」との事でしたが、いずれホイルバランスも含めてバルコムへ預ける事になりそうです。
手をかけるだけ確実に良くなります。けっこう嬉しい事です。
2001/06/01
キャブレターのアイドリングの混合気調整でどつぼにはまってしまいました。標準値からバルコムでの設定値までいろいろやってみましたがなかなか具合が良くならず、とうとう加藤さん(ライダーズショップ広島)に「みて・・」とお願いいたしました。「わしゃよーわからんで・・」と言いながらマイナスドライバー一本片手に、あっという間に復調いたしました。やはり職人さんは違います。完全に合わせるにはCOテスターを使うのが良いと言われました。知り合いの自動車修理工場でいずれチェックしてもらおうと思います。
帰宅後、アイドリング調整とアイドル時の負圧同調、スロットルワイヤーの同調を再度合わせ、翌日小雨の中、山陽自動車道を山口の徳山まで走り、パーキングでプラグチェックしたところ、久しぶりに好調な焼けが戻りました。
3000から振動が減ると人から聞いてはいたのですが、今までその様な事があまり感じられず、6000回転あたりで苦しくなっていたのですが、タコメーターの範囲内で一杯引っ張れるようになりました。本調子の80%くらいまでにはなったのではと思います。
私の所に来た当初から思えば、随分良くなったものです。はい。
今更ながらにカウルの防雨効果を体感。小雨ならふくらはぎの外側が少し濡れるだけで済みました。(というくらい私ははみ出ます)帰りはかなりの土砂降りでしたが、シリンダーに近い右足の靴は、帰宅時まで乾いたままでした。
多すぎないパワー、太すぎないタイヤ、低速時に鉄板踏むとけっこう滑りますが、悪条件では頼れる車です。
2001/05/22
久しぶりにバルコム廿日市へオイル交換に行きました。ホイルバランスの点検もお願いしたのですが、かなり時間がかかるとの事でこれは次の機会。
同時にキャブレターの同期もチェックしていただき、自己流調整の不備を直してもらいました。
自分では気付かなかったのですが、バルブクリアランスが大きくなっているとの事。帰宅後冷えてから調整。
キャブレターの調整のためにバキュームゲージを導入しました。4気筒用までは必要なかったのですが、それを選択。
負圧のパイプはキャブレターに付いていますので、真鍮ネジを外し装着は容易です。
この同期調整、ゲージがあればできるというほど簡単なものではなく、けっこうシビアです。ワイヤーの調整も、アジャスターを手で回した段階とロックナットを締めた時とでかなり違ってきます。
大まかな調整で試走したところ、アイドリングが低くなりすぎていましたが、5000回転から6000回転が今までになく調子が良くなっています。
購入当初は4500回転付近からやたらと振動が増え、OHVだからかと思っていましたが、キャブのピストンのかじりも含めて不具合が重なって居たようです。
帰宅後調整をやり直し、そこそこの同期が取れた様です。排気音のバランスが格段に良くなりますから、かなり重要な事です。
本職のメカニックさんに任せるべきなのですが、手を入れただけ素直に調子が良くなるのは少し楽しい事ではあります。
現行Rが燃料噴射なのも、すこしわかります。
2001/05/18
以前から気になっていたセルモーターを交換しました。たまにギャーという音が出たりモーターの回転音が変だったりしたのですが、バルコム広島でも指摘を受けていました。幸い大分の中野モータースさんから安価に入手でき、仕事の合間に自分で交換しました。
古くさい構成のエンジンですが、こういったトラブルでの作業性は異様なくらい簡単でした。カウルを外す必要さえありません。
エンジンを降ろさないまま腰上の分解整備ができるエンジンですが、クラッチだけは大仕事になり、素人の手に負えるものではありません。
テストの合間に、アイドリングを若干下げました。調整ネジの標準位置をデジカメで記録して置いての作業です。やはり専門店に任せるべきなのですが、片側のシリンダーを基準に合わせる事でそこそこの安定はとれました。
組み上げ後の走行で、4000〜5000回転付近まで素直に回るようになり、心なしか振動も減った様です。長い間長距離を走らせていなかったので、久しぶりに調子が戻っただけかもしれません。外気温がエンジンに合った季節になっているのも影響があります。プッシュロッドはこの辺が微妙ではあります。
リヤサスの伸び側減衰力を5ノッチ(標準)から3ノッチ(少な目)に変更しました。というほど大げさな事ではないのですが、慣らしの段階で1ノッチ(最弱)で好印象だったものが標準位置に戻して後輪の動きが今ひとつでした。
わずかな事ですが、随分旋回の感覚が変わるものです。
タンクを外したときに燃料パイプの硬化が気になっておりました。パーツ屋さんで内径7ミリの燃料パイプを購入。すべて交換しました。
柔軟性がなくなるといつ漏れ始めるかわかりません。これで一安心。
パイプ交換の際にキャブレター内部を見るとけっこう汚れていました。連休の合間に掃除。スロットルのピストンの側面にかじったような跡が片側にあり、リューターでバフがけし処理しておきました。
こまめにメンテナンスをしろ、という事なのでしょう。
2001/05/07
仕事が忙しく、大きなトランクの付いたお買い物バイク(アフリカツインも・・)になっていました。KMAさんから純正12vソケットで充電できる充電器(ユアサのシールドバッテリー用に純正プラグを付けた物をインターの通販で入手(ネコパブリッシングのBMWBIKESに紹介されてました)
シートをを開いて工具ケースを外せばバッテリーが現れますので、バッテリー液の栓をゆるめる事を思えば普通の充電器でも良かったかなとも思います。
寒い間バッテリーの元気が弱ったせいかセルの音が少し変だったのですが4月になって復調しました。強化セルに交換すべきかもしれませんが今のとrころ問題はないとの事でした。
4月24日に中四国を襲った芸予地震で、家のなかがけっこう損害を受けました。車庫に行くと、見事に右側カウルが柱を枕にしてお昼寝をされていました。右側ミラー破損。他は大丈夫だった様です。他の2輪はスクーターが転けた以外は大丈夫だったのですがあのセンタースタンドでさえ外れるほどの地震でした。ミラーの入荷にすこし時間がかかりましたが、思ったほど高価でもなく助かりました。
エンジンのバランス取りをした方がいいかな?とも思っていますが、暖かくなり4000回転付近もスムーズになってきました。
先日スズキのGS1200SSに乗せてもらう事があり、さすがに現行車は良く止まり良く走りますが、ソロツーリングなら100RSくらいの方がのんびり出来て良いかなと思っています。でもホンダのRVFやVTRも良いですね。
購入時に指摘されていたシリンダー回りの油のにじみなどもまったくおきていません。GSのセパハンがやけに広く感じられるほどRSの短いハンドルに身体が馴染んでいる様です。
最近になってR100RSから乗り換えられる方が増えたとの話を聞きます。フロントのシミーも持病だと言われ、縦置きクランクに起因するのではないかと言われているのですが、私の車の場合はフロントの空気圧が落ちたとき以外はシミーは発生しません。購入時にも指摘されていたのですが、シミーやフロントアクスルシャフトが緩んでしまうようなフォークの振動は起きていません。持病というより他に原因があるのではと思っています。
ただ、2本サスのRSにはあったステアリングダンパーがモノサスでは無くなっていますので、在った方がいいのかもしれません。
あ・・ 書き忘れていましたが昨年の夏にリアサスをホワイトパワーに交換しています。AMSフジイさんのHPで純正はすぐ抜けるとあり、そういえばそうかなと思い始めると、低速からスムーズな追従と思っていたものがただバネっぽいだけに思えてきました。
オーリンズとホワイトパワーの選択肢がありましたが、リザーブタンクの取り付けの問題もありホワイトパワーのリザーブタンク無しを選択。
あれだけピッチングしていた(それはそれなりに制御しやすかったけど)ものが嘘のように安定しました。旋回力もアップ。あの細いタイヤからは想像も付かないくらいわずかなバンクでぐいぐいと曲がってくれます。
(2001/04/29)
8月の末に後輩と高知と愛媛を回って来ました。アフリカツインが来てからあまり遠くに出してやっていなかったのですが、心なしかエンジンの回り方が軽くなってきたような気がします。
ポロのメンテナンスでDUO南広島に行った折、デンソーのイリジウムプラグの話を聞いてまいりました。ゴルフか何かに使うIW20のプラグ、デンソーHPにてチェックしたところ、R100にも適合するとの事で交換してみました。実験がてらの山口県萩市までの往復。高速と一般道半々でしたが、心なしか巡航での振動が減ったような気が致します。今まで少し重苦しかった4000〜6000回転あたりがきれいに回るようになり普通に使えるようになりました。
燃えていく力は標準プラグより良いようですね。現行の高精度な4バルブエンジンなら一気に燃えるのでしょうが、2バルブの古い設計のエンジンではけっこうその効果を体感できます。TW200も中速回転域から開けていった時の感触がスムーズになっています。
似たようなペースで高速を流した状況で、愛媛に行ったときがリッター17キロくらい。交換後はもう少し速いペースで18キロほど燃費が行っています。
交換前も状況によっては20キロくらい行っていましたので単純には比較できませんが、5000回転あたりの感触が良くなったのは大きな収穫です。
(2000/09/19)
別冊MC誌の広告に、大分県日田市の中野モータースの広告が目に止まりました。BMWの純正パニアケースがかなり安価に入手できます。
最近はインターネットからオンライン注文が出来るようになったみたいで、発注の翌日には丁寧な確認メールが届き、その翌日には現物が届きました。
以前、親類の法事で日田に行った時に寄ろうかと思っていたのですが、便利になったものです。
この装着のために、クラウザーK2のマウントセットを取り外し、純正ステーと純正ウインカーを元に戻します。K2マウントのステーの為にリヤカウルに空いていた穴はガラスマットとFRP樹脂で埋めておきました。本来なら塗装までするべきなのでしょうが、青いカッティングシートを貼っておきました。
完成度ではクラウザーのトランクは全く文句ないのですが、未装着時にステーが邪魔な事、シートを空けたときにマウントが干渉する事などからあえて純正に戻しました。(K2サイドトランクはおそらくアフリカツインへ・・・)
クラウザーのケースに比べて、純正でもありかなり内側まで容量が確保されています(容積の割りに外側へのふくらみが小さい)マウントの剛性は全く問題ありません。
(2000/08/19)
私事でいろいろな事があり、何も手に着かない日々が続いていましたが、気を取りし1年近くほったらかしであったオイルの交換に行ってきました。病院通いが続いたせいで、充電しては近くへの用足し程度しか乗っていなかったのですが、バルコムで「アイドリングが安定してますね」と言われ、少し気を良く致しました。
4000回転あたりもだいぶスムーズになってきたのですが、雑誌でしか見なかったマイクロロンを東急ハンズで見つけ、たまたまライダースクラブの記事でも紹介されていたこともあり、マイクロロンXAの16オンスの物を購入しました。
2輪なら8オンスで十分なのですが、小さいのは置いてありません。R100は乾式クラッチですので、普通の4輪用のテフロン系添加剤でも問題ないようなのですが、音が静かになるという記事に期待し注入致しました。
最低80キロ以上の走行(2時間程度)とあり、県北を回ってきました。このエンジン、OHVということもあり、暖まるまでなかなか安定しないのですが、オイル交換のせいか、気温が高いせいか、ドロドロと回ります。
いきなり体感できるようなものではないのですが、流しているときの振動が減った様な気もしますし、4000あたりからの苦しそうな回り方が消えた様なきもします。何かBMWらしいような?回り方になってきました。
今まではエンジンの温度が上がるとアイドリングが上がったり(始動直後750回転が連続走行後1100回転)していたのが、酷暑の中終始900回転で落ち着いています。これも効果なのかもしれません。
ドライスタートや万が一の焼き付きのための保険だと思って使っています。 (1999/06/15)
家人の闘病などで遠くに出かける機会がめっきり減ってきました。年末にバッテリーストッパーの錆が気になっており、外してさぁ錆落としと細部を見渡しますと、どうも変。ドイツ製の2輪に何故かGSバッテリーでしたが、20年ほど前に父の友人が乗っていたR90では国産バッテリーが付かず、VOLTAのバッテリーが非常に高価であると聞かされていましたので、最近はGSも使えるのかと思っていましたら、どうも前オーナーがストッパーをサンダーで広げて付けていたようでした。(トレイはGSが乗ります)店頭でバッテリーの互換表を見ると一部加工でGSのバッテリーが使えるとありましたので、この加工の様でした。
錆落としと切断面加工のつもりが、錆が意外に深くまで浸透しており、そのままの使用は断念。
こういう部品を5ミリくらいのアルミ板からフライスで作ってしまうこともできますが、材料費があなどれません。
結局、10ミリのアルミ丸棒とアルミのチャンネル材で梯子状のストッパーを作り、密かに装着致します。バッテリー液の点検等で液が付く可能性もありますが、現在の所無塗装で問題ないようです。まな板用のナイロンで作るのもいいかもしれません。
年末の大山行きやら、市内の買い物などで乗っている間に、やっと12000キロを超えました。国産の4輪でも10000で少し慣れてくるのですが、このエンジンはもっと気長なつき合いが必要なようです。回り方が堅かった4000から5000回転あたりが少し元気になってきたような気が致します。
1999/03/14
5月の九州行き以来お買い物用になっていましたが、10000キロを機会にバルコムヒロシマモータース廿日市店にてエンジンオイル・ミッションオイル・デフオイルを交換してもらいました。同時にキャブレターの同調を見てもらおうと思ったのですが、バルブクリアランスの調整不足を指摘され、後回しにしていました。
OHV2バルブなので調整自体は簡単なのですが、普段触る模型用4サイクルや2輪用の200程度のものと比べるとロッカーアームなどもごつく、クリアランス調整時に、バルブの戻る方向に指でロッカーアームを押さえながら調整しないと正確な調整ができないことを発見しました。(後日バルコムでもそう教わりました)いろいろございます。
バルブの再調整後、2000回転までがスムーズになってきたのですが、夏前に再度バルコム廿日市にてキャブレターの同調調整をお願い致しました。割とバランスとれてましたよとの事でしたが、調整後明らかに2000〜4000回転のレスポンスが向上し、2000以下もよりスムーズになりました。微妙な部分ですね。
8月に入り、なかなか遠くにいく時間が取りにくいのですが、思ったほど夏場に弱いと言われた傾向も無く(どのみちこれくらいの排気量があると空冷でも油冷でも夏は焦熱なのです)元気に走ってくれそうです。(1998/08/02)
桜の花も早くから咲き、年度末の行事に追われ大きなトランクの付いたお買い物用となっていましたが、そろそろ活発に動こうと思います。前輪への負担が割と少ない車ですので、少々ブレーキかけたぐらいでは新品タイヤの慣らしにもなりません。やっと一皮むけたかなという程度になんとかなってくれました。GSFの強力なブレーキにはとうていかないませんが、そこそこ使いやすいブレーキではあります。九州あたりにいってみたいのですが・・・・。
1月の四国の帰り、氷点下2度の深夜の山陽道を鼻歌で走れた防寒性は、4月の暖かさでは既にかなりの熱さになっています。真冬の高速で足下が暖かかった位ですから、これからはブーツは必需品となりそうです。
GSFも熱かったですし、CRM80も張り出したチャンバーのおかげで右膝はいつも熱かったですけど。(1998/04/11)
正月明けに、四国の東半分を回ってきました。正直なところ、このポジションに不安はあったのですが、そういうことを全く意識させないまま、何事もなく巡航してまいりました。長距離に出ると疲労が全く違います。これは楽。燃費も伸びるようです。
その時にも、タイヤは気になっていたのですが、年が明けて新しいタイヤが入手できました。ミシェランのマカダム50です。現行車種から比べれば、格段に細いタイヤですが、ちゃんと供給されるようです。
タイヤチェンジャーで、前のタイヤの取り外しに苦労するくらい、タイヤは硬化してたのですが、交換で非常におとなしくなりました。いらないところで滑ったりが無くなりました。まだ少し寒いので、じわじわ慣らしてゆきます。(1998/01/30)
モトコから年賀状が来ておりました。どうみてもうちのR100と似たような構造でちゃんとパニアケースがついてます。思い切って取り付け作業に入ってみますと、テールカウル内の小物入れを生かしたまま、ちゃんと取り付けできるのです。西ドイツにグラウプナーという模型商社がありまして、そこのキットもなかなか説明書が難解なのですが(しかも全部ドイツ語)やはり作業すると理路整然としているのです。国民性なのでありましょうか。クラウザーは純正並みに収まりも良く、パニアケースの装着を前提のデザインということもあり、4時間ほどの苦闘の末、無事装着できました。それなりの追加加工は必要ですが、模型屋さんには問題ないのです。Mサイズのケースにも関わらず、バンパーの張り出しの方が大きいのも、少し安心できます。正月の混雑が終わったら、どこか連れ出してみましょう。(1998/01/02)
年末にバルコム広島モータースへ行き、サービスマニュアルを入手致しました。在庫整理で半額。パニアケースも以前使っていたクラウザーのもののアダプターをモトコへ注文し、入手したのですが、どうもうちの年式のものには付かないようで、挫折しております。まだKシリーズ共通の純正のものも入手できるようですが、かなり高価です。ブラケットが標準でついている頑丈なものが使えるのはけっこう有利と思いますが。年末に丁寧なマニュアルに従い、バルブのタペット調整をしました。右シリンダーが少しくすぶり気味だったのですが、調整後かなり調子よくなったようです。こういう作業の整備性は抜群によいです。いつのまにかポジションに身体が慣れました。年明けて落ち着いたら、少し遠くへいってみましょう。(1998/01/01)
車検を受けました。ブレーキパッドなど、まだまだ余裕のようで交換部品は無し。減り気味だったFブレーキオイルも補充されトランザルプとかわらない費用で検査を通って来ました。仕事の方は18日で一段落ついたのですが、なかなか遠くには出られません。大きな買い物用となりつつあります。1速がかなりハイギヤードではありますがとことこと遅い流れも問題無いようです。いつのまにか低速も安定するようになり、2000回転以下でワサワサと流すのが調子良くなってきました。アクセルが案外重いのですが、開けると排気量なりのレスポンスは確かにあります。リヤタイヤの中央部が平らに減っていたのはこの低速トルクの影響かもしれません。(1997/12/23)
若干黒くなっていたプラグも、通常の回し方で適当な色になってくれるようになりました。なぜかNGKのBPR7-ESがついていたのですが、バルコム広島モータースへ意を決して(けっこう敷居が高く感じられて)問い合わせに訪れると、丁寧な応対で7番で良いとのこと。交換の予備にBOSHのプラグを2本買って帰りました。サービスマニュアルもけっこう高価ですが、完全な日本語版があるようです。燃費はリッターあたり15キロか、まだまだこれからのようです。(1997/12/12)
墓参りに行く途中、郵便局に寄り、そのまま広島県西部を1周してまいりました。冷え込んできますと、アイドリングが安定するまでに少し時間がかかります。プッシュロッドであることを思い出させる瞬間です。来たときよりもだんだんトルクが素直になってきているのが感じられます。燃費はまだ未計測。中心部が平らに摩耗していたリヤタイヤもだんだん馴染んで来ているようです。暖かくなったらラジアルに交換してやりましょう。寒風の中、肩の一部とヘルメットの上部だけに風が当たります。足下はむしろ暖かく、夏用のグローブにも関わらず、手元は快適です。夏場は・・ということは夏になってから考えましょう。しっかり荷重した旋回での安定性は未経験のものです。相変わらず遠く低いハンドル(VTRとかわらないかも)ですが、だんだん馴染んではきました。背中が少ししんどいのが難点か、しかしこういうものだと、車に合わせて行くべきものなのでしょう。雨で濡れた路面でも不安はありません。仕事が一段落ついたら、少し遠くに連れていってやりましょう。(1997/12/09)
少しずつ遠くに走らせています。半年以上お店で眠っていた車なので、エンジンがだんだん冬眠から醒めてくるのがわかります。私には少しハンドルが低いのですが、(パイプハンドルなので変更も可能みたいですね)身体の方を車に慣らしていく必要があるのかもしれません。ステップの位置関係か、それほどハンドルに無駄な入力はさせないで走れます。
いつもの道を抑え目のペースで走らせてみます。フロント18インチの車は実はこれが初めて(ずっと16インチばかりでした)ですが、後輪の動きに合わせてコントロールしてやると、恐ろしく素直に動いてくれます。高速安定重視でひたすらまっすぐ走るだけと思っていましたので、これは意外でした。1世代前の細身のタイヤのおかげかもしれません。当然低重心のメリットもありますね。極端に反応するわけでもなし、内側に引きずり込むような旋回も必要なく、あくまでも操縦者の感覚に従順に曲がるのは驚異です。低速時の前輪の切れ込みもなく、非常に素直です。
100キロほど走らせて、少しエンジンが目覚めたのか、だんだん従順になってきたような気がします。低速でのUターンに近い旋回も問題なくなりました。以前乗っていたホンダのCXカスタム(GL400)に似たシャフトの感覚がよみがえります。クラッチ切った状態でアクセルをあおると一瞬右側に傾きますが、駆動がかかった状態では今のところ問題ないようです。GLよりは新しい設計なのですね。足回りは非常に素直に追従し、大型車らしい乗り心地でございます。(1997/12/07)

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