EPコンセプト エレベーターリンク簡略版 製作
前回製作した金属製エレベーターリンクに続き、もう少し簡略に製作できるものを考えてみました。
構造としては、最近のヒロボーの30のエレベーターリンケージと似たようなものですが、強度的にも精度的にも何ら問題ないものが作れました。
主要金属部分の加工の手間は、全作とは比較にならないくらい簡単ですので、各軸の平行にさえ注意すればボール盤と糸鋸とヤスリで作れると思います。ホーン部分は機械加工が必要ですが、作例ではシュワイザー用のボディマウントのために、アームをオフセットして作っています。標準キャビンではその必要はありませんので、市販の内径3ミリのラダーホーンがそのまま流用できます。
おおまかな構造はこのようになっています。今回はボールベアリングの使用はセンターの支点の2つだけです。3番目の画像のように、純正のピンが取り付く穴を6ミリに拡大し、内径3ミリ、外径6ミリのフランジ付きベアリングをフレームに瞬間接着剤で固定します。
リンクのボールは今回は京商の物を使いました。この作例でユニバーサルリンクの間隔は10ミリです。
シーソー部の先端は幅4.8ミリくらいにしてあります。これでフレーム内側と干渉しないはずです。
フレーム内の接触する部分は予め切削しておきます。
他の部分は、前作とほぼ同様です。
サーボマウントはやはり新設しました。マウントのフレームへの固定は、前作では標準の固定穴を流用しましたが、今回はフレーム側面に新規に2ミリの穴を開け予め固定しておきます。
全般的にこれでもまだ強度は十分余裕があるようです。この方法ですと純正と重量も大差ありません。ベアリングを使用したものほどスムーズな動きはありませんが、実用上は問題ないと思います。
LAST UPDATE 1998/10/31
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