工房しろくま
EPコンセプト SR
English page (EP-Concept SR) is here!
目 次
絶対に飛ぶEPコンセプト
いろいろ追加加工やオプションの使用はありますが、最低限これをすれば飛びます。
- 昇圧型のデルタピークオートカットタイプの急速充電器(KOのBX212など)を使う
- バッテリーの放電は必ずする
- 電動だから半完成機だからとなめてかからない
- ボールリンクは必ず「リンクつぶし」などを使って完全に馴染ませる
- アサミさんの13−15Tピニオンを使い、高めのモーター回転数を維持し消費電流を抑える
- 純正オプションのスペシャルピッチスライダーを使う
- テールの駆動ベルトを張りすぎない。(急激な舵で歯飛びしない程度までゆるめる)
上記コースなら、ピッチスライダーとアサミさんのピニオンギアセットだけの出費で済みます。
これを守れば、少なくとも純正1700パックで4−5分のホバリングは可能ななずです。モーターが異様に発熱したり飛行時間が短い場合は、バッテリーの状態が悪いか、モーターに必要以上の負荷がかかっているはずです。
モーターへの過負荷は、バッテリーやアンプに必要以上の仕事を要求し、モーターも痛めます。
なんでもない駆動ロスでも、電動機には大きな足かせです。しっかり組み立てましょう。
60クラスのF3C競技用機は驚くほど駆動ロスが無いように上級者に依って組まれています。ここはまねしてもいいですね。
EPコンセプト はじめての方に はじめて組み立てられる方はご参照下さい。
現在の仕様 (最近変更した箇所)
モーター:Hacker B40-9L> レーナーBASIC4200
アンプ:シュルツ Future45be
バッテリー:コスモエナジー製 2400mah 8セル
メインブレード:JRC540用捻り下げ準対称ブレード(以前エアサプライから発売されていた物)(今は京商製FRP)
ジャイロ:双葉GY-401
京商OP Z−12メタルヘッドと金属製ブレードグリップ
Z−12ヘッドが発売されてすぐにヘッドは交換しましたが、グリップは当初SR用の一体型を使っていました。ブレードは浮力を優先しJRCの準対称捻り下げ(エアーサプライから発売されていた年代物をグラス加工したもの、アサミさんで扱われているJRCブレードよりバラストの少ない古い物)に戻してテストしていましたが、上空でのロール軸振動に悩まされ、しばらく飛ばしていませんでした。
金属製ブレードグリップも入手は早かったのですが、8セルのブラシレスボイジャーの具合が良く、手を入れてやる事が減っていました。
今回やっと装着し、半年ぶりのテストです。
ブレードグリップのベアリングは、樹脂の時と同じく、ベアリングの間に3ミリ厚のシムをベアリングのインナーとアウターに合わせて入れ、ベアリングの保持間隔を広げています。(少しでも精度を上げるため)このためスピンドルシャフトはボイジャーE用の3ミリナイロンナットで固定する物を加工して使っています。
ベアリングの取り付けにはアルマイトの皮膜分内径が小さくなったせいか多少力を入れて圧入する必要がありました。
このため樹脂グリップで行っていたエポキシ樹脂とビスによる固定は必要ありません。
グリップ部分だけ黒かったのですが、アルマイトの赤で統一。初期の上下合わせグリップが一番良かった様な気もしなくはありません。
ピニオンは16tでB40-9Lにはゆるめの設定。アイドルアップでも回転は気持ちくらいしか上がりません。
トルクに不足はなく、非常に精度の高い安定した浮上をします。
グリップの交換により、従来顕著だった(大問題だった)着陸後モーターを停止しブレードの回転が落ちてきた時に発生する大振動は解消しました。飛行中にたまにロール軸振動を発生しているようですが、瞬間的にパワーを入れてやると収まります。
テスト時にメインブレードの固定がやや固めだったことが原因であると思われます。
結果的に、樹脂グリップでは完全に解消できなかったドラッグ方向のガタがブレードのドラッキング狂いを招き、パワーが抜けた状態で大きな振動を起こしたり、高速飛行中のロール軸振動を起こしていたと考えられます。
本来はブレードの固定をゆるめる事で対策できるのですが、初期JRCブレードのバラストが少な目で遠心力が少ない事、グリップ部分のガタは、フラッピングヘッド仕様でのフェザリングシャフトのガタと同様の悪影響を与えている事などが原因と考えられます。
モーターは16tピニオンでは回転が不足しています。しかしこれより多い歯数のピニオンを継続して確保することは難しく(ワンオフ物もありますが、ピニオンは消耗品だと思っています)電圧を上げて回転数を稼ぐ方向で調整しています。
8セル化で上空での速度はかなり上がりましたが、Z−12ヘッドのダンパーの調整もつめて行く必要があるようです。バッテリーのコネクターは3.5ミリのヨーロッパ規格の物へ交換しました。(電動カー用でいくらでも入手できるようになっています)
レーナーBASIC4200モーター
モーターをレーナーのBASICシリーズの4200に載せ替えテストしています。
このモーターは、レーナーの他のモーターやHackerのモーターに比較すると効率が若干落ちると言われていますが、モーターの取り付けネジの間隔がマブチRS540系と同じで標準状態からの載せ替えが簡単にできます。
4200は名前の通りKV値が4200で通常の12ターン程度のブラシ式モーターから載せ替えた場合、極端に歯数の多いピニオンギヤを必要としません。さらに8セルで飛ばせばより小さいピニオンギヤが使えます。
簡単に載せ替えてテストできるという面では使いやすいモーターです。
単純にB40-9Lのデータから3300/4200*18 と考え、14tピニオンを使いました。14tはアサミから以前真鍮製のものが入手できましたし、今は京商の純正OPで手に入ります。
8セルでのテストフライトは、浮上した瞬間から非常にパワフルで安定していました。回転数は上がった様で、ジャイロ感度の再調整が必要でした。
ボイジャーEでテストしたHackerのC40シリーズほどの回転の上がりはありませんが、アイドルアップでの上空飛行も非常に速度ののりが良く、急旋回でも回転の落ち込みがありませんでした。
私にはちょっと早すぎるくらい(実質30クラスの普通の速度程度ですが、機体が小さいためよけい速く見えます)でした。
心配していた発熱は、上空飛行を続けた範囲では問題なく、指で触れるレベルでした。
飛行時間は6分30秒程度。それほど大食いでも無いようです。
思ったより好結果でした。
厳密に煮詰めて行けば、HackerのC40シリーズの方がポテンシャルは高いと思いますが、業者に特殊なピニオンギヤを高コストで注文する必要もなく、モーターマウントもそのまま使え、モーター自体も他機種に比べ若干割安というメリットはあると思います。
B40で適合するピニオンギヤが入手できなかったという事もありますが、EPコンセプトに使ったモーターの中では最強でした。
2002/06/28
大阪の武下さんに頂いた64ピッチの1次減速ギヤ
電動カー用の64ピッチ125TスパーギヤとEPコンセプト純正のテール駆動用ピニオンを組み合わせて作られています。
ピニオンギアの内側にベアリングがしっくりはまる加工は難しいと思うのですが、高精度に加工されています。
このギヤを使うと28Tピニオン使用で、純正の14Tピニオンとほぼ同じ減速比になりますが、この方がロスは少ないようです。
ピニオンギアの選択や駆動効率などを考えますとこの方がかなり優れていると思います。
後日モーター換装時に同様の方式で120tスパーを使った物を製作いたしました。ピニオンギヤ側面に1.8ミリピアノ線のピンを立て、空転止めとし瞬間接着剤で固定しておきました。
技術情報
京商の神谷さんからEPコンセプトに関するお話を頂くことができました。ご参考まで。
ダンパー硬度
Z−12ヘッドなどのダンパーが柔らかいという声が多いのですが、対策は?
他機種のハードダンパーを流用しても、実は純正ダンパーとして使われているOリングの方がダンパーとしては硬いのだそうです。
もしこれをもっと締めた使い方をしたいのであれば、スピンドルカラーの部分へ内径4ミリのシムを入れ、両側から締め込みダンパーを押さえつけてやることで調整が可能です、との事。
京商から内径4ミリのシムが発売されています。
新型機
それなりに考えてはいますよ・・ との事。
ローターヘッドについて
10コンセプトもそうですが、フラッピングスピンドルはステンレスハンダ等で固定したほうがドラック方向のねじれがすくなくなり良好です。(ネジをおもいっきりしめた程度では保持できません)(純正オプションのアルミ製フェザリングシャフトを使えばしっかり固定できるはずです)
コンセプト30のスケールダウンである、ウオッシュアウト部は、純正の場合は真鍮ブッシュの長さ調整(すりあわせ)でガタを調整できます。かなりガタの大きい部分なので手を入れると効果的です。リンク自体の強度が不足している事もあり、急激な運動では舵の逃げなどが起きるケースもありますが、ゆったりと飛ばすならクリアランス調整で在る程度の改善が可能と思います。
現在では筋肉番付仕様の樹脂の硬いリンクが入手できます。ホバリング時にトラッキングが合わないのは、リンクのガタだけではなく、リンケージの調整不足も影響します。通常のおとなしい上空飛行までは純正ウォッシュアウトでも問題はないと思います。
トラッキングの合いに不満がある場合、リンクの剛性不足も影響はありますが、ボールリンクの動きをチェックしてみてください。
小型機ですので、一カ所でも渋いところがあれば、動作不良の原因になり、トラッキングのずれを誘発します。
フラッピングヘッドをお使いの場合、フェザリングスピンドルを固定しているネジは必ずがっちりしまっていなければなりません。
実機のドラッグヒンジの様に考えられている場合もありますが、スペースバロンも含めて、ここは動いてはいけません。
*純正EPコンセプトもシーソーヘッドに変更されました。この方が座りが出るようです。シーソーヘッドならフェザリングシャフトの固定の問題も解消されますね。
サーボの搭載例
手元のサーボに合わせ、サーボマウントはアルミのチャンネル材で作り直しました。
もともとH500仕様でしたのでSRのボディマウントがございません。ジャイロの後ろにマウントを作り、ビスにひっかけて固定します。
*左の画像は、ごくごく初期のものです。まだ双葉のMC114アンプにG155ジャイロを使っています。
サーボは双葉のS-9601を使っていますが、現在は3101等でも同等のトルクがあるものがありますので、2号機ではそちらを使っています。
右側の(下の)画像は(1998/07/04)当時の仕様です。フレーム下部にアルミアングルで補強を入れ、マスト軸とモーター軸の平行の維持を考えてみました。
これまでの変遷 1
98年5月に1号機を一部改修しました。(画像は墜落前の仕様)
ヨコモの13ターンモーターでのテスト中にロール方向の振動が出始め、いろいろ迷ってしまい、スタビライザーバーから脚まで怪しい箇所を変更して行きました。
結局ホバリング時のローターの回転数が高すぎた(モーターが回りすぎた)のが原因でした。こういうペースです。
- ジャイロをたまたま見つけたエアサプライが輸入している台湾製の圧電振動ジャイロに交換しました。信頼性では双葉のG-155の方が有利だといまでも思っていますが、耐久性ではこちらが有利でしょう。(現在は双葉のGY401を使っています。格段に良好です)
- スタビライザーのバーへ補強材として内径2ミリ(外径3ミリ)のアルミパイプを被せました。30や60クラスならカーボン製のスタビライザースティフナーが市販でありますが、電動でも気は心です。余分な振動対策にはなります。(これはスタビライザーの重量増加を伴い操縦性に影響が出そうなので、墜落後は取り外しました)
- スタビライザーホルダーを純正の鉄製から京商純正オプションのアルミ製に交換。スタビライザーのブレード自体は肉厚も薄く軽量化の方法が難しいので、ホルダーを交換します。本来入門機の要素も持たされた機体ですから、かえって操舵が素直になって良いと思われます。
- ロール軸の振動をピアノ線スキッドの共振かと疑い、以前使っていたヒューズ500のスキッドに交換しました。装着アダプターをいろいろ考えたのですが、前側ブレースの取り付け位置に40ミリ間隔で2ミリの穴を開け、2.6のタッピングで取り付けるだけで付いてしまいました。ボディ側は35ミリほど切れ込みをいれてあります。(時間に余裕ができたらヒロボー系の機体のようなキャビンをFRPで作るとおもしろいかなと思います。思うだけかもしれません)
- キャビンのウィンドゥの上の方にモーターの冷却用の穴を開けました。(気は心)ついでに機首下面にもNACAダクト?風の穴を開けバッテリーとアンプの冷却をともくろみました。ほんとは大きい穴でないと効果薄いかもしれません。ピッチサーボ側面に大阪の武下さんにいただいたEeePee'sのデカール貼りました。
これまでの変遷 2
モーターのメンテナンス用に、裏面カバーのピニオンギアのあたりは穴をあけています。
バッテリーの位置ガイドは、以前はプラスチックのL字型の板を両面テープで貼っていましたが、今回ボディマウントを追加するにあたり、これをバッテリーの位置決めガイドと兼用させました。重心位置の精度には便利です。
ボディは自動車用のベータピンで固定しました。先端部とキャノピー後方に、バッテリー・モーター・アンプ冷却用のダクトをつけました。
使用ブレードの変遷
- 純正スチロールブレード 初代コンセプト30以来あまりいいめにあってませんでしたが。
- 京商オプション木製ブレード 手持ちのコンセプト10で使っていたもの。シールで被覆するタイプ。
- JRC捻り下げブレード マイクログラス巻きにえらく時間かかりましたが(生地完成まで)効率は良好。
- Modelsport社製カーボンブレード チェコ製のカーボンブレードです。 ちょっと短めの対称翼。
- 京商製FRPブレード 捻り下げ無し準対称(対称か?)ブレード。負荷が軽く回して使うには良好(現仕様)
ピッチの設定は、一般的なエンジン機の設定と全く同じにしてあります。ホバリングモードでのスロットルカーブも、師匠に教えていただいた設定をそのまま流用。アイドルアップのみ、電動機用にピッチ0度で少しパワーが抜けるだけで、後はほぼ全開の設定にしてあります。JRCのブレードに交換してから、オートロでの進入もかなり余裕ができましたので(滑空している感じ)これもエンジン機と同じ設定(−4度から+14度程度)です。
標準のピッチ設定
ホバリング +5.5度 (最低−2度 最高+12度)(スチロールブレードでは飛行中の捻れの影響で、静止時は8度で設定)
アイドルアップ 最低−5度 最高+10度 (まだ煮詰めていません)(最高ピッチを増やす方が速度が乗るケースがあります)
ホールド 最低−4度 最高+14度 (降下中に滑空できるというポイントは外していません)
当時の設定(JRC捻り下げブレード 翼端にて測定)
ホバリング +6.0度 (最低−2度 最高+14.0度)スティック50%
ホバリング時のスロットル 78% (30%位置程度からモーターが回るセットなので実質60%?)
ピニオンギヤ アサミ製15T〜14T (13ターンモーターの時は13〜14Tピニオン)
モーター HPI 15ターン 気持ち進角 (またはヨコモ13ターン)
この状態で、元気の無い方のバッテリーで無風ホバリング6分30秒程度です。ホバリングピッチを少し下げ(全体か)14Tピニオンにすると良いかなとも思えます。13ターンのモーターで13Tピニオンの設定でも、基本的に同じ設定です。
2号機の方も、ピッチは全く同じ設定です。こちらはダイナテック02Hを13Tピニオンで使い、おだやかな上空を含めて8分近く浮いてくれます。
* 秋葉原のアサミさんから出ている13,14,15Tのピニオンギヤセットは必需品です。
使ってきたジャイロ達・・・・
このページを通じてNIFTYの黒川さんの電動ヘリパティオでいろいろ教えていただき、すごい世界を垣間見させていただきました。
なかなか正確な情報の伝わってこない分野ですが、地道に続けてまいりましょう。
継続中の悪あがき 随時更新中
- アンプ>モーターのコネクターをギボシから4Pタイプのものに変更し、配線も太いものに交換。(気は心)
- 後部スキッドブレースマウントと、バッテリーの接触部にマジックテープを貼り、飛行中の前後移動に対処。
- ドラックボルトの締め具合で、回転停止時にブレードが踊って機体が暴れる現象に対し、スロットルホールドをかけた状態で、浮かない程度にピッチを上げて回転ブレーキとすることで対処。
- HPIの15ターンのモーターで15Tピニオンにてテスト、02Hとにたような感じであるが、良好。ブラシの入手が容易であるメリットはかなりあるかも。コミュテーターはほとんど荒れない。飛行時間はじわじわと延びてきました。
- テールのピッチスライダーが2日がかりで完成。見た目は前作10用と大差無し・・・しかしガタはかなり解消でき、サーボのわずかな動きにも多少改善の効果あり。入荷待ちのテールパイプを組む段階で、ピッチロッドをヒロボー製1.3ミリピアノ線・ステンレスアウターパイプに変更の予定。スライダー製作と共に、テール側のベルクランクをユニバーサルリンクに変更。テールの落ち着きが増す。(97/03/24)
- これに付随し、飛行中にテールの無駄な負荷が減ったのか、HPIの15ターンモーター(15Tピニオン)で5分近いアイレベルホバリングを達成。(飛行中に急上昇させない・・のも効果あるかも)4分経過位からややパワーダウンし5分経過時点で地表効果内飛行に移る。アンプ・モーターの過熱無し。コミュテーターも荒れず。パワーダウンの雰囲気がバロンウィスパーに似てくる。(97/03/24)
- JRのユニバーサルリンクトリマー?を某所で勧められ購入。整備時に試用したところ、使いやすく、リンクをつぶしてなじませる方法より扱いやすく感じる。(操舵が素直に感じる)
- 京商よりspピッチスライダーとカーボンのテールパイプが届く。ピッチリンケージの追加加工をし、テールのピッチコントロールロッドをヒロボーの外径2ミリステンレスパイプと1.3ミリピアノ線の方式に変更。
- キーエンスの高周波アンプA−01プロを購入。駆動系騒音減る。ホバリング好調。(97/04/13)
- 離着陸時のスキッドの摩滅防止に、Oリングをはめる。気は心。
- アンプ交換後、屋外にて上空テスト。風があると滞空時間は延び、6分20秒で接地。(97/04/14)
上空の感触はかなり良好。ブレードがバタバタ言う程度まで負荷をかけてもついてくる。ヒューズのボディの時の設定ではノイズによるびくつきがあったのですが、今回は皆無。コミュテータの荒れはほとんど無し。
- ずいぶん前に京都の模型屋さんで見つけ2セット確保して置いたJRCの540電動ヘリ用ブレードを、グリップ部の細工のみで中座していたものを、作業再開。レジンでマイクログラス貼り>レジン再度塗布>サンディングシーラーまで進む。
- JRCの捻り下げブレードが仕上がる。もともとはエアサプライから半完成で出ていた物であるが、生地から上記の方法でやり直す。生地の段階でバランス調整をしておけばよかったのであるが、省略したために、完成後15ミリ幅のカッティングシート一回り半ほどのバランス修正を必要としてしまう。田宮のスプレーワークでウレタンクリア1回吹きで仕上げ。(その間、大型自動2輪の教習に通ったり、親友の結婚式で北海道の東のはずれまで行ったりし、少し中断)
- NIFTYのパティオにて教えてもらったことなのですが、自動車用アンプを転用する場合はATVもしくはAFRで動作幅を圧縮する調整が必要かもしれないとの話をお聞きしました。現時点での調整ではスロットル80%くらいで全開になってしまい、スロットルカーブの設定があまり意味をなさない気もします。順次調整してみようと思います。
- 忘れた頃にJRCブレードの浮上テスト。モーターのブラシスプリングが片方外れたままなのに気づかず、ピッチの設定がおかしいとか、ブレードが長すぎたかと、泣きそうになるが、わかってしまえば情けない話である。バッテリーそのままで3分弱の浮上。上下の修正をしたときの回転の落ちが若干少なくなり、止めやすく感じる。少し期待できそう。(97/05/03)
- もっと忘れた頃に、再度JRCブレードのテスト。以前ほどぎゃんぎゃん回ってはいないが、安定した浮きで上下レスポンスも好調。6分30秒の浮上。ブレードの効率向上を感じる。(97/05/30)
- アンプのコントロールの送信機側の設定を、スロットルのAFR(私は双葉の無線機を使っています)で、上下を60%に抑えました。これで、スティックの動きとアンプの動きが合ったような気がします。エンコントリム最スローでブレーキポイント設定。スティック20%位の位置からモーターが回ります。(エンジン機でクラッチが完全に継がるあたり)
- 続いて、屋外での上空テスト。もう少しピッチ下げた方がいいかなの状態で、ふわふわと風のある中、7分20秒のフライト。2パックめでアイドルアップを使った上空、540度ストールターンのようなものができる。もう少し機速の伸びは欲しいと感じる。バンクからの立ち上がりも、沈下少なく軽快に飛ぶ。これで6分30秒。ピニオンを13Tに交換し、ふわふわとしたホバリングだけに絞れば8分代が見えそうな気はするのですが、まだ先は長い。滞空時間優先か、動演技かで、モーターを選択する方がいいのかもしれません。オートロでの進入もいい感じでした。(97/05/31)
- 秋葉原のアサミさんのHPで注文した専用ピニオンギヤセットが届く。今までは古いパーツから田宮のバギー用ピニオンを使っていましたが、モジュールが少し違うようで、すさまじい金属音で飛んでいたのでした。アサミさんのものは、装着して手で回しただけでもわかるくらいスムーズです。(97/06/20)
- アサミさんの15Tピニオンにて浮上テスト。ホバリングピッチが6度くらいになっている。スティック50%にて軽くホバリングをするようになりました。やはり音は静かに。慣らしもなにもしてない新品ブラシで、元気の少しない2号バッテリーにて6分30秒の浮上。5/31のフライトから類推すると、1号バッテリーなら、と少し期待できそう。キィーーーンの音が消えたせいか、14Tピニオンでのテストもいいのかもと感じました。テスト後、アサミさんより入手した金属製ヘッドに換装(97/07/03)
- 懸案でありました、ウオッシュアウト部分を作ってみました。10ミリ角15ミリ角の引き抜き材からの削り出しです。寸法的にボールベアリングの使用が難しかったため、真鍮ブッシュで受ける方法を踏襲しました。かなり時間はかかりましたが、低精度なわりにガタはある程度抑えられたように思えます。小舵のレスポンス、トラッキング精度は格段に向上しました。(97/07/21)
- 忘れた頃になって、やっとボールベアリング仕様のウオッシュアウトリンクが完成しました。動きはかなり軽くなりました。予備機のキットも入手。(97/10/17)
- 年があけて、やっと2号機が完成。1号機のあまりのパーツの流用。ミニサーボ仕様で仕上げました。1号機で使っていたダイナテック02Hを流用。1号機へは元の15ターンのモーターを再度載せましたが、どうもモーターが終わっている様で元気がありません。1月に奈良でNIFの方からいろいろ教えていただき、モーターのたれの原因が見えてきたような気がします。(98/01/24)
- なかなか飛ばしに行けないのですが、モーターのコミュテータの再研磨(ピニオンギヤで治具を作りました)で15ターンのモーターが80%ほど復活しました。お店でたまたま入手できたエアサプライの圧電振動ジャイロをテスト、なかなか良好です。NIFの方に指摘されていたスワッシュのガタは、いつのまにかうちの機体でも発生していました。焼きゴテで押さえて居る部分が次第に緩んでくるようです。一度完全に分解し、脱脂した後、800番のペーパーで荒らしておいて瞬間で固定しました。ベアリング自体あまり高精度なものではない(そのかわりフリクションロスが少ない)ので、何か考えないといけません。とりあえず瞬間での補強の代わりに、ベアリングの縁を押さえられるようなパーツを考えています。(1998/02/10)
- 1号機へエアサプライの圧電振動ジャイロを導入。やはり感度は比較になりません。気をよくして2号機へもと思いましたが、欠品とのこと、たまたまあったJRの車用のステアリングセンサーを購入致しました。NIFTYの方々で「外道ジャイロ」と呼ばれているものです。本来車用なので、期待はしておりませんでしたが、80%程度の感度でこれもそこそこ好調です。(2号機は上空を本気で走らせるセットではないのでこれで十分でしょう)また、アサミさんから出ている8.4V2000mahのパックを導入。少し暖かくなり、ボールリンクの動きが軽くなったせいか2号機が安定したホバリングで小舵も正確に入るようになりました。(1998/02/16)
- 久しぶりに屋外でのテストができました。やや風はあったのですが13ターンのモーター(14tピニオン)でやっと宙返り成功です。向かい風で機速が稼げず、かなり冷や汗ものでございましたが、「自分でもできる」事が確認できました。NIFTYの電動パティオで多くのアドバイスがあり助かりました。機体が小さいので、30や60の感覚では見た目ほど高度をとってないようです。次回は風の緩い時にテストしてみようと思います。テスト中に不可解な振動が出たため、2パックで終了。スワッシュのベアリングのガタが影響しているようです。エアサプライのジャイロは上空の全速飛行でも上々でした。(1998/02/17)
- 少しブランクがあきましたが、昨年から教えてもらっていた県北の飛行場にてテスト飛行。省エネ設定の2号機も上空用の設定(アイドルアップ1)も調整がとれ、けっこう軽快に飛んでくれます。シュワイザーのキャビンは風には不利ですがなかなか好調でした。1号機もあれこれ振動対策をしましたが、やはり振動が出ます。帰宅後の点検で気づいたのですが、キーエンスのアンプのハイポイント設定が、長期間ほったらかしになっている間に初期化されていたみたいです。道理でパワーが無いはず。(前にもこういう事がありました)スタビライザーバーの共振が原因かと、外径3ミリのアルミパイプをかぶせてバーの補強にしましたが振動はあまり収まりません。操縦性は少しよくなりました。ロール方向だけの振動ですのでみそすりとは違うようです。脚がピアノ線なのも影響しているかも。もうすこし研究の余地ありです。(1998/04/18)
- 1号機のロール軸の振動に悩まされ、あれこれ改修しました。結局ホバリング時のピッチを上げ回転数を落とすことで何かあやふやなまま解決しました。ヨコモの13ターンに13tピニオンの組み合わせではホバリング時に回しきってしまいトップエンドまで回ることでトルクが落ちていたのかもしれません。このあたりエンジンとは全く別物のトルク特性なのでどうもよくわかりませんがこのままテストを続けます。(1998/05/06)
- 5月下旬に再度上空テスト。ループ頂点で姿勢変化が止まる現象が発生。進入速度の低下が問題だと思われますが、飛行中にエレベータートリムが変わっていたこともあり、リンケージの破損も可能性あります。中破による修復作業を機に、フレームやエレベーターリンケージの改良や追加加工を行いました。(1998/06/07)
- 5月の上空テストでの中破から復帰しました。細かい部分のチェックミスやフレーム・リンケージの補強を入れました。(1998/07/04)
- フレーム補強等の加工後テストをしています。ホバリング中のロール軸の振動はホバリング時のローター回転数を落とすことで対策できました。以前の仕様では回転数を落とすと操縦性に悪影響が出ていたのですが、操縦系の剛性確保などの加工で、低い回転でも素直についてくるようになりました。フレームの補強は駆動系の剛性確保にかなり効果的な様です。(1998/07/20)
- 金属製エレベーターリンクを作ってみました。以前の墜落の時にリンクの一部が破損するという事があったのですが、SR用リンクではリンク自体のねじれが上空で急激な運動をしたときに悪影響が出るようです。加工後、ニュートラル精度がかなり向上し、ホバリングで暴れても収束が容易になったような気がします。(1998/09/16)
- 久しぶりに上空テストに出かけました。エレベーターのリンケージの変更後初めてだったのですが、まだロール方向の振動は出るようです。ヨコモの13ターンのモーターで13枚ピニオンで飛ばしていたのですが、上空の伸びが足らないような気がし、14枚に交換後、そこそこ走ってくれるようになりました。4回ほどループというよりでんぐりがえしに近い物が成功。もう少し速度に乗せる方法を練習するなり、演技開始時の舵を研究する必要がありそうです。(1998/11/06)
- ロール時の圧電振動ジャイロの恩恵にあずかるため、テールピッチスライダーを変則的両持ち型に変更。ピッチコントロールレバーを作り直し、スライダーが上下一杯ストロークが取れるように変更。ループの背面時に効果があるか期待しつつ実験しています。(1999/01/26)
- 体重測定の結果、1号機が1490グラム、2号機が1420グラムと判明。7セル仕様としては軽い方とはいえず、ダイエットの方向で思案中。(1999/01/26)
- しばらく休止期間がありましたが、Z12ヘッドに載せ変えテスト再開。武下さんに頂いた64ピッチのギヤも効率よく、ボイジャーと平行してテストしながらEPコンセプトの良い部分も再確認。(2000/03/04)
- ジャイロを双葉の圧電振動ジャイロGY240に交換。ヘディングロック方式は初めてだったのですが、シャトルZXXへ初めて圧電振動ジャイロを付けたときのような感動!。テールピッチサーボがS3101であるにもかかわらず張り付くようにテールが止まり、打っただけ頭が動き、止まります。取り扱いさえ覚えれば練習にも良いですね。大きく崩れる前に修正するためテールの補正に要するパワーも少なくて済みそうです。(2000/04/14)
- バッテリーのコネクターを電動カー用のT型の2極タイプにすべて交換。4pタイプに比べ抜き差しがスムーズで接触面積も大きいようです。(2000/04/14)
- 長野の才川さんからCircross扱いのカーボンブレードを紹介頂き入手。ジャイロを双葉のGY401に変更しテスト。ちょっと期待できそう。(2000/09/29)
- Hackerのブラシレスモーターを入手。過負荷で過熱させない限りはブラシモーターよりメンテナンスや効率で圧倒的に有利。同時にESCをシュルツェのFuture45beに変更。受信機電流3A確保可能。ホバリング域のレスポンスと安定性は格段の違い。シャトルと遜色無し。(2001/01/20)
- 64ピッチカウンターギヤの破損により、16tピニオンでテスト。ブレードはMSの対称から以前のJRCの捻り下げ準対称ブレードに変更。上空での俊敏な動きには回転が足りないかなとも思えますが、速度の乗りは良好。裏返しにならないのなら悪くない感触。ブラシレスモーターの静かさとJRCブレードの浮きは降下進入で軽々オートロに入る程。飛行時間2000mah7セルで7分半。発熱問題無し。(2001/02/22)
- 京商製金属製ブレードグリップに交換。すこし手を加えましたが精度は向上。懸案のドラッグ方向のガタが解消。長年悩んでいたロール軸の振動の原因が少しわかったような気がします。(2001/12/09)
- バッテリーを8セルでテストしています。京商のFRPブレードもなかなか良い様です。ホバリングなどでは扱いやすかったZ−12ヘッドも上空ではダンパーの見直しが必要な様子、ぽちぽち継続しています。(2002/05/15)
- レーナーのBASIC4200モーターに載せ替え。14tピニオンで非常に良く回します。Z12ヘッドの緩さも回転を上げて使う事で何も問題は無くなりました。かなり重装備の私の機体でも非常にパワフルな飛行が可能となりました。kv値の高いモーターを少ない歯数のピニオンで高速回転で使う方が有利なのかもしれません。(2002/06/28)
EPコンセプト2号機
EPコンセプトSR (アサミ版 シュワイザーキャビンセット)
モーター ダイナテック02H 13tピニオン
アンプ 双葉MC114H
サーボ 双葉S143同寸の新しいもの、ピッチのみ同サイズのトルク型
受信機 双葉のデュアルコンバージョンの小型受信機
ジャイロ JRの自動車用ステアリングセンサー流用(京商のものと同じです)
ローターヘッド 京商オプション 金属製
ブレード アサミオリジナル(JRC)540用ねじり下げ
追加装備 真鍮メタル式アルミウオッシュアウトリンク(1号機払い下げ)
テールブームサポート
アサミから出ているシュワイザー300のキャビンを付け滞空時間重視のセットです。
サーボは双葉のマイクロサーボ。ピッチのみ同寸でトルクのあるものを使っています。受信機もデュアルコンバージョンの小さいもの。
ジールの金属製ヘッドに、旧型のブレードグリップです。02Hで13tピニオン。他は1号機と同じ。
アンプは双葉のMC114Hです。何故かこの機体ではアンプが元気なようで・・。最大電流値がかなり低いアンプなのですが、これが逆にカレントリミッターになって省電力フライトになっているのかもしれません。わずかに1号機よりフリクションロスも少ないような気がします。7セルの影響かどうかよくわかりませんが、アンプのヒートの兆候も無く非常に安定しておとなしく、安定した正確なホバリング性能です。30クラスには及びませんが、電動特有の太いトルクで安定したフライトが可能です。
1998/04/15の上空調整フライトで2000ミリの7セルパックを使って8分越えのフライトができました。
2号機にもボディーマウントを追加しました。ドアのサッシのラインとフレームが直線になるので見た目は締まります。飛行中のキャビンの振動も防いでくれるはずです。
マウントはアルミ丸棒から削り出しましたが、1/10カー用でいろいろ市販されていますからそれを流用するのも簡単です。ロアフレームのKYOSHOのロゴの前端のラインに合わせた辺りでボディー側の下面の膨らみの後方の段差の辺りに合うはずです。(画像参照)
アンテナは内径2ミリのノイズレスパイプをスキッドブレースのピアノ線に輪ゴムで止めてあります。
スキッドをスケール感あるものに交換するのも楽しいでしょうね。
テールピッチスライダーは大阪の武下さん方式で、純正のベアリングハウジングをを2段重ねにしてゼリー状瞬間で止めました。
これはなかなか良いアイデアで、簡単に精度向上が得られます。
小細工紹介
- テールピッチスライダーの製作
- ピッチリンクのリンケージ追加加工
- テールブームステー追加
- アルミ製ウオッシュアウトリンク製作
- アルミ製ウオッシュアウトリンク(ボールベアリングタイプ)製作 Gif画像図面追加
- SR用ブレードグリップ追加加工
- アルミ製エレベーターリンクの製作 DXF図面ファイル添付
- 簡略版エレベーターリンクの製作
- 両持ち型テールピッチスライダーの製作 jpeg形式図面を添付
- ウオッシュアウトリンク用回り止めの製作
- ブラシレスモーターの搭載とヒートシンクの製作
実験小細工紹介 人はそれをボツ案や自己満足という・・・ 上記小細工ほどでない「気は心」の作業・・
- スタビライザーバーの補強
- フレーム・エレベーターリンケージの補強 (2号機用フレーム追加)
- 金属製ボールへの交換(ユニバーサルリンク)
- スワッシュプレートの補強
- スロットルカーブ(ホバリングモード)の応用
- ラダーサーボ搭載位置変更
- ステンレス製マストの試作
- SR用スキッドのアンテナ処理
- フレーム接合部補強
- テールピッチスライダー小細工
Koubou Sirokuma