フレーム接合部補強
機体とブレードの相性によるのか、高速飛行時やホバリング時にロール方向の振動が発生することがありました。
フレームの補強や、スキッドの変更もその対策の意味もあったのですが、カウンターギアの偏摩耗などを見るとモーターマウントの保持が弱いような気がしてきました。
両サイドのサブフレームを作った時に、奈良の杉井さんも同様な事を考えておられて、モータマウント回りの補強をされていました。私の機体の場合、このように変則的なサーボの搭載をしていますので参考にさせていただきながら、このような補強パーツを付くってみました。
マストベアリング上部からフレームサイドへステーを出すという方法もありますが、モーター部の保持精度向上という意味では、この方法の方が簡単な様です。
材料は2ミリ厚のアルミアングル。画像ではわかりにくいのですが、下部は2ミリのビスで3カ所固定しています。センターのビスはカウンターギアのピニオンと干渉しますので、皿加工して皿ビスを埋め込んで固定しています。
メインフレーム側は2ミリのタッピングビスです。フレーム接合部の耳は、補強材に溝を掘って逃がしていますが、フレームの耳を削り取ってやっても良いと思います。
純正では、メインフレームの下部3カ所で固定されていますが、パワーのあるモーターを使った場合には保持剛性が不足してしまうこともあり得る様です。
ここまでするなら、モーターマウントプレートと一体になった物を作るとか、サブフレームと一緒になった物などが考えられますが、そこまでやるならジュラ板で、金属製フレームを作った方が早いかもしれません。
(壊れた時は、このように純正パーツを補強していくという手段の方が修理は楽なのですが・・)
明らかに下部フレームの保持剛性は向上したのですが、実際にはどうでしょうか。
1998/11/06