EPコンセプト テールピッチスライダー 追加加工
純正のピッチスライダーはベアリング1個で支えるため、どうしても左右方向のガタは大きくなります。そこでベアリング2個で保持するタイプのスライダーを製作致しました。以前に、コンセプト10用に似たようなものを作りましたが、美観の向上を目指したわりに、似たような格好のものができました。修行不足・・
本体は、田宮の850ベアリング(内径5ミリ外径8ミリ厚さ2.5ミリ)のものを、外径12ミリのアルミ材から削り出したサポートで受け(今回は、8ミリのドリルで2.5ミリ弱削り込みましたが、ドリルの刃の切削外径はこういう作業には不正確です。テーパーで受けるからいいんですけど)、ベアリングの中を内径4ミリ外径5ミリで一方に0.5ミリ程度のフランジを付けたインナーを真鍮で作り、ピッチリンクのマウント?を貫通させ、プラスドライバーでかしめてあります。(補助で瞬間接着剤も併用)ボールリンク根本のふりふり動く部分は、外径4ミリに落とした真鍮棒の先を5ミリほど外径2ミリに落とし、2ミリのタップを切ってあります。支点部分は、前作は、真鍮材側へ圧入いたしましたが、今回は1.5ミリのドリルで貫通させ、外径1.5ミリのステンレスシャフトを通し、マウントの両端をステンレス用エポキシで固定しました。
材料にアルミ材を用いましたが、内径8ミリの樹脂パイプが入手できれば樹脂でもかまわないと思います。
図面は・・私が文系なもんで・・ 現物合わせに近いので・・ごめんなさい。
ついでに、ベルクランクの後端も、ボールリンクに換え、ベルクランクの支点の真鍮パイプを現物あわせで短くし上下方向のガタを抑えました。
実際の飛行中は、常にピッチが下がる方向へ引っ張られるため、それほどガタは影響しないのですが、細かい動きに対しては、効果があると思われます。コンセプト10では好結果でした。
浮上テストでは、純正状態よりジャイロの感度が上がったような状態になり、大きな補正が無くなった分、落ち着きました。
本来は、ZEALあたりのOPパーツで出てくれてもいいような気はするのですが・・・
1997/03/26