ブラシレスモーターの実験



ヨコモの12ターンでそこそこ満足の行く性能が出ていたのですが、ブラシレスモーターをEPコンセプト用に加えもう1組入手することができました。

今回もHackerのB40-9Lです。同社のHPを見ると、ボイジャー用に推奨されているのは他のモーターなのですが、8〜10セルを前提にしています。
電圧を上げた方が効率が良くなるのはわかっているのですが、7セルを条件にテストしていますので、EPコンセプトと同じ仕様でのテストです。
モーターマウントは5ミリ厚25ミリ幅の引き抜き材から製作。固定ビスは横向きにしないとカウンターギヤに隠れてしまいます。
ピニオンギアは、当初純正16tまでかと思っていましたが、15年ほど前の電動バギー用ピニオンが丁度合いました。幸い18,19,20tが手元にありましたのでこれを使用します。京商のアルティマ等が発売された頃にいくらでも入手できたピニオンです。模型屋さんの不良在庫?で入手可能です。
18tなら、田宮のホーネットやグラスホッパーに使われていたものが入手出来るはずです。

ボイジャーEに搭載した場合、モーターのリードがバッテリーと干渉するため、曲がりが少しきつくなります。
無理に曲げると断線の可能性があります。最初から何らかの対策をして置いた方が安全かもしれません。

これで現在テストをしているのですが、2000mah7セルlでピニオン19tではもう一つ回りません。20tで実験をしているのですが、何故かこの機体ではアンプの(モーターか)トラブルが続き、試行錯誤しています。

その後
アンプ(Shulze future 45be)の不調はアンプから受信機へのケーブルの取り回しが原因の様でした。
右側の画像では受信機へのコードをフレーム右側へ迂回させています。これが原因かどうかはっきりはわかりませんが、今のところトラブルは発生していません。
この変更後7セルで20tピニオンでテストしたところ、やっと本来?の性能を発揮してくれました。上空ぐりぐりにはもう一つ回転が上がりませんが、7分台のホバリング。発熱も問題ありませんでした。
その後2400mahの8セルパッテリーを入手いたしました。20tピニオンでのテストでは、上空を少し期待出来そうな回転を維持できます。上の画像でもわかりますが、バッテリー一本分前にずらした固定で、前後のホルダーを使いほぼ重心位置は合います。本来8セルでテストされていたのでは?と思うほど収まりは良いです。
7セルと比較し、ホバリング時のコントローラー出力は10%程(スロットルカーブ上で)下げられます。ホバリングピッチを上げ、さらに低回転で回してもレスポンスには問題無く、ダンパーゴム変更の影響もありますが、振動は出ません。
HackerのHPに記載されているボイジャーEの8セルでのスポーツフライトの設定にほぼ準じていると思われます。
ブラシの消耗を気にして8セルの使用は控えていたのですが、ブラシレスモーターならば問題ありません。

シュルツのアンプは、出力トランジスタの放熱板の面を外側(ラベル側が内側)にして両面テープでフレームに固定しています。

飛行時間は本式の比較はできませんが、7セルより電流値が少ないせいかモーターの発熱は少なくなる様です。
放熱に関しては、キャビンが筒抜けのボイジャーの方がEPコンセプトより有利でしょう。



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2001/02/26

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