工房しろくま
小型電動飛行機の部屋
サワイ フェアリーウイング
モーター:マブチFK130 (ユニオンガーデンシリーズと同じユニット)
バッテリー:6v150mah (ユニオン製)
受信機:RCラインFM4ch FS機能付き
サーボ:GWS NARO-HP BB
アンプ:RCライン 5A
非常に小さな機体です。独特のデザインでふわふわと飛びそうなのですが、案外しっかり飛びます。
私の機体は、ラダー面積をオリジナルのカットラインから3ミリほどずらし面積を増やしてみたのですが、標準でも十分にクイックな反応を見せてくれそうです。
機体の製作は非常に簡単です。大半が極薄の両面テープで作業できます。主翼中央部の補強は、説明書では両面テープでしたが私は発泡スチロール用の接着剤を使いました。
上の図ですこしわかりにくいと思いますが、胴体内部でリンケージロッドのアウターを固定する台形の発泡スチロールブロックを追加しています。これが無いと舵が逃げてしまい、動作がおかしくなる事があります。
受信機やサーボは専用のメカプレートに載せられ、胴体へマジックテープで固定されます。
プロペラは2.6ミリのナットで固定されますが、私は前にもう一つナットを使いダブルナットで固定しています。
モーターマウントの固定(両面テープ)はガイドラインに正確に合わせないといけません。
胴体のデザイン上、重心位置が確認しずらいのですが、しっかり合わせます。
メカプレートがマジックテープ止めなので、ここを移動すれば簡単です。
モーターコントロールアンプはRCラインなどの20Aの物も使えますが、このタイプには4.8Vで作動するオートカットが付いていますので、5セルでは少し辛いと思います。(私は最初20Aタイプを使っていましたが5Aのオートカットの無いアンプに交換しました。)
5Aのオートカット無しのアンプなら電圧が下がってきたときにモーターが息つきをはじめますので電圧降下がわかります。
130クラスのモーターですからこれで充分でしょう。
フライトは以外にも軽快です。風には強い方ではありませんが舵の反応も良く(ラダー面積は標準で良いです)、バレルロールのようなもの?程度はできます。ループは難しいかもしれません。鳩くらいのサイズですが、適当に滑空が伸びませんので?着陸も容易です。
車輪無しなので着陸時の破損が気になっていたのですが、草地で飛ばす限りは何も問題ありませんでした。
楽しいデザインで、頭上を旋回させるだけでうれしくなる機体です。 かなり狭い場所でも飛行可能です。一般の人への威圧感がほとんど無いデザインもメリットになります。
水平尾翼をネジ止めの取り外し式にして、エレベーターのロッドアジャスターを外せる様にしておくと、スクーターのトランクにも入りそうですね。
標準ではここがマジックテープ止めなのですが、その方が良かったかもしれません、
2000/01/20
さらに・・・
水平尾翼を取り外し式にしました。本来ここはマジックテープで固定されますので元々の仕様と思いますが、水平尾翼がやや弱いようにも思われたため、バルサで作り直しました。
水平尾翼の面積や形状は純正のまま2ミリバルサで製作します。胴体側は受け板の部分を切除し2.6ミリのナットをスクラップバルサで埋め込んでおきます。
エレベーターロッドはK&Sのピアノ線とロッドキーパーを使います。形状的にL字に曲げて差し込んだだけでも抜けることはないと思います。
固定はフランジ付きの2.6ミリのビスを使用し、1.5の六角レンチで締めます。
多少重量は増えるのですが、若干ノーズヘビーだったので相殺できるはずです。
上図のように分解でき、レンチ等の小物を入れたフィルムケース、バッテリーパック2つを入れてもかさばりません。
実は250CCのスクーター(本田のフォーサイト)のトランクに入れるための加工なのですが、これで楽々入ります。
送信機は保護のためリュックに入れて背負えば、自宅で2パックほど充電しておいてちょっと飛ばしに行けますね。
2000/02/07
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