工房しろくま


小型電動飛行機の部屋



Crazy Sparrow (フライングスタイロキット)

 モーター:マブチRC280 クラス同等
 バッテリー:350mah 8セル
 受信機:JETI REX-4
 サーボ: FUTABA S-3103
 アンプ:シュルツ Slim18


Chubby Lady が準対称か対称翼でエルロンがついていたら・・・ と思っていたらフライングスタイロキットからこの機体が発売になりました。
手元には早く届いていたのですが、やっと製作にとりかかれました。
エルロンの細工や脚の作業がほんの少し手間ですが、寝る前の1時間くらいの作業で(布団の横で・・)4日ほどで完成しました。
作りやすい機体を提供してくれるメーカーです。
製作にはほとんどの箇所に5分間エポキシを使います。キットにスチロール用接着剤も入っていますが、翼の接着の補助とウインドスクリーンとエンジンカウルの接着にしか使いませんでした。

 機首部
Chubby Lady と同じヨーロッパの機体に多い内歯のギヤダウンユニットです。この機体から真鍮のブッシュが入り、Chubby Lady でモーターをパワーのあるものに交換した場合に熱で軸が溶けるという様なトラブルは解消されます。
スピンナーはベニヤのバックプレートに接着しますが、私はメンテナンスのために台座を作ってネジ止めにしています。
機首先端のカバーはバックプレートのクリアランスやスラストラインに合わず、一度はぎ取った後修正して接着しています。カットラインから見ると、これが本来の位置の様です。点付けですのでバリバリッとはがせます。
ダミーのエンジンカウルの隙間にペラの後流が当たり独特の音が・・ 期待できます。

 コクピットまわり
飛行士さんはトールペインティング用の水性アクリル塗料を使いました。艶が出ず、ドライヤーで乾燥を促せばすぐに乾き、色乗りも良いですし、これでもかというくらい色の種類があります。私のようにせっかちな者にはなかなか具合がよろしです。
ゴーグルの縁はアルミテープを細く切って貼りました。ウインドスクリーンのフレームも同様です。
飛行士さんはお腹の中にバルサの底板を入れ、マジックテープで固定します。
Chubby Lady のパイロットの様にスカーフはありませんが、飛行士の交代も可能です。

 胴体内部
説明書のレイアウトとは少し違います。
エレベーター ラダーのサーボマウントは発泡スチロールの棒(5ミリ角くらい)を胴体側面に貼りそれをガイドにベニヤ板を渡してあります。
ロッド類はテトラの一番小さい奴(0.9ミリピアノ線)に交換し、アジャスターも金属ピンの一番小さい物に換えました。
エレベーター・ラダーのホーンはQRPの物を使っています。
エルロンホーンは航空ベニヤ製ですが、軸受けとホーンの位置を逆にし、サーボからのロッドをできるだけ内側に寄せています。
各穴はあらかじめ瞬間接着剤を浸透させておき、硬化後にドリルで内径を仕上げます。
受信機はマジックテープ止め、モーターコントローラーはQRPのノイズキラーコンデンサーを付け、モーターの端子に直接付けています。
バッテリーはキットの指示の8セルとは形状が違いますが、くらふとるうむやアサミさんから入手できるものがそのまま入ります。
上部カバーの前側の胴枠でバッテリーを押さえ固定しますので、胴枠の大きさは調整します。



8セルでの飛びに少し期待しています。Chubby Lady は非常にゆっくりと軽快に飛ぶ機体でしたが、あの運動性にロール軸のコントロールが付加できるともっともっと遊べそうです。
このパワーユニットでそこそこのアクロができれば、シンプロップのCAP232やスホーイ31にも期待できますね。

丸胴、オープンコクピットで星型エンジンを模した機体は今まであまり好きではなかったのですが、見ているだけで何か楽しそうな機体です。

2001/06/15




スーパームスタング  フェアリーウイング microBipe ChubbyLady






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